超時空要塞マクロス
セリフ

ロンゲスト・バースデー
ナレーション 「フォールドシステムを消失したマクロスは、通常推進機関による航行を余儀なくされた。
しかし、敵ゼントラーディの艦隊はマクロスのポジションを捕捉し行く手を阻んだ。
マクロスは度重なる攻撃を退けつつ火星軌道の内側へ入った」
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「奴らもなかなか根をあげん」
「もう母星とは目と鼻のところですから意を強くしとるのでしょう。ちょっとばかり近づけさせ過ぎたのでは」
「そうはさせん。母星を目の前にして帰れんとなったら連中、どう動くか」
「焦りますでしょうな」
「ただ、心配なのは…」
「カムジン・クラヴシェラ、ですな」
「うーむ」

アナウンス


アナウンス
「今日はミンメイの誕生日か、女の子って何プレゼントすりゃ喜ぶのかな」
「アテンション、これから読み上げる者は統合作戦司令部まで出頭せよ。
ジャスティン・ボーグナイン少尉、タキ・ロスマン少尉、ヤン・ルー中尉」
「関係ないか」
「マルコス・マイヤー中尉、一条輝軍曹」
「何だろう」
ゼントラーディ兵A
カムジン
ゼントラーディ兵B
ゼントラーディ兵A
カムジン
ゼントラーディ兵A
カムジン
「師団長いいんですかね?勝手に出撃しちゃって」
「これは飛行訓練なんだよ。その途中で敵と遭遇するってわけだ」
「なるほどー」
「しかしブリタイのオヤジ怒りますぜ?」
「ほっとけ!今度はカムジン一家のやり方でやらしてもらう。てめえの部隊は囮役だドジ踏むんじゃねーぞ」
「了解、せいぜい派手にやりますわ」
「ふん」

女性士官

マイストロフ


女性士官
「一条輝入ります。おおっ…」
「こちらです」
「は、はい」
「揃ったようだね、では始める。
ここに集まってもらった諸君は火星での戦闘以来目覚しい戦績を挙げた者達である。
その功績によってここに、統合軍チタニウム賞を授けるものである」
「あはっうんっ」「名前を呼ばれたものから前に進み出るように、ジャスティン・ボーグナイン少尉」
「俺が、受賞…」
フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー
コンピューター


フォッカー

フォッカー
マックス
フォッカー
柿崎

マックス


マックス・柿崎

フォッカー

柿崎

柿崎

柿崎

マックス
柿崎

マックス

柿崎
フォッカー
「輝、ちょっと俺の部屋に来い」
「なんすか先輩、用って」
「まあ座れ」
「はぁ」
「階級章だ」
「う、え?」
「お前は今日から少尉だ」
「う、しょ、ああ」
「その勲章と付け替えろ見せびらかして歩くもんじゃない」
「あ、はい」
「それから部下もつけてやるこいつらだ」
「柿崎速雄、階級伍長、シミュレーション378時間、飛行時間66時間、成績評定A。
マクシミリアン・ジーナス、階級伍長、シミュレーション372時間、飛行時間50時間、成績評定A」
「なんすかこりゃ?まるっきりひよっ子じゃないですか」
「俺から見りゃお前だって大差はないさ」
「ん、だって」
「二人の詳しい評定はここに入ってる。隊長心得もなそこは俺の手製だよーく勉強しておけ。来たか入れ」
「お邪魔します」
「君たちの小隊長となる一条少尉だチタニウム賞を取った猛者だ。一条かわいがってやれ」
「光栄であります。俺、いや自分は柿崎速雄伍長であります
自分が来たからにはお任せくださいふはははははははははは」
「同じくマクシミリアン・ジーナスです。マックスとお呼びください。
何分未熟者ですので以後よろしくご指導のほどを」
「あ、ああ宜しくな」
「はい」
「先輩、俺ちょっと行かなくちゃならない用が」
「ああそうか俺も後から行く」
「失礼します」
「隊長」
「ん?」
「我々もお供させていただいてよろしいでしょうか?」
(ミンメイに俺が偉くなったところ見せるのもいいな)「よしっ行こう」
「ありがとうございます。さっ行きましょう。ところで何処行くんです?」
「まあ、俺に任せておけ、いいところに連れてってやる」
「それは楽しみですね」
「このところ出たくてウズウズしてたんですよ」
「そうかまあ着いてこいよ」
「いいところですか?」
「おお、もちろんいいところだよ」
「ふはははははははははは」
「やれやれメダカみたいに群れ集まって、まるで女学生だ」
未沙
クローディア
未沙
クローディア
未沙
「ありがとう。ん?何よこれ」
「何?」
「一条輝が小隊リーダーってどういうわけ?」
「察するに火星であなたを助けたことなんかで昇進したんじゃないの?ふふ」
「あーあ、あんなひよっ子が小隊長なんて、世も末だわ」
柿崎

柿崎

マックス
柿崎
マックス
柿崎

柿崎
マックス
柿崎

マックス・柿崎
「ふははははははは、隊長いいところってあそこでしょふはははは、ほら例の、もうお好きなんですから」
「うっあ」
「ほーら、ここここ開店したばかりなんですよこの店早く早く」
「お前なんか勘違いしてんじゃないか?」
「ふふっ」
「え?違うんですか?待ってくださいよ。た、隊長ー」
「君はああいうところは、めっぽう詳しいようだね」
「ふふ勿論、軍人になるとモテるからね」
「あのなそういうことは、一度くらい出撃してからにするもんだぞ」
「はっ、も、勿論であります。自分も早く出撃したいと思っとります。ん?」
「ああはなりたくはありませんね」
「なーにこの俺がいれば絶対大丈夫だよはっはっはっはっはっは」
「まあ、気を抜かないことだ。しっかり俺についてこい」
「はい、隊長」
「うんいい心がけだ」
柿崎

ミンメイ

ミンメイ

柿崎
ミンメイ

柿崎
ミンメイ

ミンメイ

マックス
ミンメイ
マックス
ミンメイ
マックス
ミンメイ
町会長

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ
町会長

町会長
ミンメイ
町会長

マックス
ミンメイ
町会長
「ここでありますか?いいところって言うのは」
「そうだ」
「輝、遅かったじゃない」
「ミンメイ…」
「うふ、どう輝」
「ん」
「いやーこれは素晴らしい」
「なーにこの人」
「ああ紹介するよ俺の部下の」
「柿崎伍長であります」
「部下って、輝…」
「そ、俺昇進したんだ」
「へぇー」
「それでこっちがジーナス伍長」
「マクシミリアン・ジーナスです」
「わぁハンサム」
「こちらこそこんな美しい方とお近づきになれて光栄です」
「お上手ねマクシミリアンえっと…」
「マックスと呼んでください」
「マックスさんさあ、座ってちょうだい」
「よーう輝ちゃん輝ちゃん」
「こんにちわ」
「輝」
「ん……誕生日おめでとう」
「あー忘れたんでしょ」
「忘れてなんかないよ。たださ、そっ仕事から直接来ちゃったからまだ部屋にあるんだよ。後でね」
「ふーん」
「ミンメイちゃん、あんまり輝ちゃんいじめたらかわいそうやでえへへ」
「町会長さん、輝ちゃん輝ちゃんって、俺今度小隊長に…」
「それよりミンメイちゃんなんぞ一曲うとってーな。あんたプロはだしやそうやないか」
「輝、歌ってよプレゼントの代わりに」
「おっそれいいそないしよう」
「ん、いいよ俺」
「それでは隊長に代わりまして私が」
「まあ素敵」
「輝ちゃんうかうかしてるとミンメイちゃん取られてしまうで、なあ輝ちゃんほーほれほれ」
未沙
クローディア
未沙
クローディア
カムジン
「変ね…」
「どうかした?何もないじゃない」
「そこが変なのよ。手応えって言うのかな何となくレーダー波が乱れているような…もしかして」
「強力なジャミング」
(そろそろだな)「ジャミング機下がれ!囮部隊思いっきりやってこい。骨は俺が拾ってやる」
マックス
ミンメイ
柿崎
未沙
兵士A
ミンメイ

ミンメイ
町会長

兵士B
兵士C
マックス

兵士B
柿崎

マックス
柿崎
「ね、おかしいでしょ?」
「ほんとね」
「いやー旨い実に旨い」
「アテンション、全バルキリー戦闘要員スクランブル!全バルキリー戦闘要員スクランブル!」
「おーし」
「輝」
「ごめん」
「ん、もう」
「これやから兵隊さんいややにゃんな」
「タクシー」
「スクランブルだ」
「おい俺たちも乗せてくれよおい」
「押さないで」
「む、無理ですよそんなに…」
「なーに大丈夫ださあやってくれ」
「隊長さっきのミンメイって娘シャンですな隊長のこれですか?」
「お前初陣なんだろ?どういう神経してるんだ。マックスお前大丈夫か?」
「はぁ緊張しています」
「マックス今度の戦闘はこの俺がいる限り千人力だぞふははははははははは」
「はー俺自信無くなってきた。いってぇ」
未沙
パイロット

マックス・柿崎
柿崎

柿崎

柿崎

クローディア
グローバル
クローディア
ヴァネッサ
未沙
柿崎

柿崎

柿崎

マックス

未沙
「こちらガンサイト1、ブラック中隊は第4ブロックの迎撃にあたれ」
「了解」
「マックス、柿崎ついてこい」
「了解」
「我々はどこを守るんでありますか?」
「最終防衛線の第2ブロックだ」
「なんだドンジリですかあっちじゃもう派手にドンパチやってるって言うのに」
「何言ってんだほんとなら俺だって向こうの組だったんだぞ」
「隊長何か?」
「なんでもない」
「艦長、敵の数が多すぎます」
「ディフェンダーを艦外に配置」
「第2ディフェンダーチーム壊滅」
「敵編隊突っ込んできます」
「VA-102、3時上方から敵」
「来た来た来た来た、柿崎目標確認」
「柿崎、むやみに出るな」
「うわぁた、隊長何とかしてください」
「馬鹿野郎だから単独で突っ込むなと言ったんだ」
「助かりました隊長すんません」
「マックス何やってんだ?」
「この方が振り回しやすいんです」「お取り撃ち、なんちゃって。もう1回」
「なんて奴だ…」
「一条機動きが鈍いわよ。小隊長になったんでしょ?しっかりなさい」
「てやんでぇ小隊長なんかになったから苦労してるんじゃないか」
カムジン
ゼントラーディ兵D
カムジン
「ふふっそろそろだな」
「師団長、ナーミドの下がってる辺りが甘くなっているようです」
「よーし俺たちも行くか。オヤジの鼻をあかしてやる。野郎共突撃だ」
柿崎

マックス

カムジン
柿崎

柿崎

カムジン

カムジン
「敵発見」
「柿崎無駄弾は撃つな」
「無駄弾じゃなきゃーいいんですね?」「当たりました隊長」
「よーし撃ちながら追うんだ」
「ここまで来ればこっちのもんだ存分に暴れろ」
「格闘戦ならお手のもんだやったるで」「うあ」
「柿崎!」
「何とか生きているであります」
「ふぅー」(マクロスの上じゃやり難いな)「あっ!」
「この青二才が」
「うああああ」
「やってくれるじゃないか」
「先に動けばやられる」
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
ゼントラーディ兵E
ブリタイ
カムジン

未沙
グローバル
未沙
「カムジンの奴案の定だ、しおらしく訓練だと?おかしいと思ったわ」
「帰らせますか?」
「当然だ」
「意外と上手くいっておるようですが?」
「ゼントラーディ全軍の規律に関わる。広域ビーム通信用意」
「これは派手なことを」
「通信機が壊れたなどと言い訳はさせん」
「広域ビーム通信準備完了。通信内容はいかがいたします?」
「即時帰還命令だ。拒否するようなら送り返すと言ってやれ」
「もう一息だっていうのにオヤジの野郎ええーい引き上げだ」
「はぁー」
「どうしてでしょう?もう終わりだと思ったのに」
「向こうにも複雑な事情があるのだろう。何にしても救われたな」
「ええ」
柿崎

マックス
柿崎

柿崎

柿崎

マックス
「いやーまいったまいった。機体をオシャカにしちまった。給料から引かれたらどうしよう」
「マックスはよくやったな」
「ええ、幸運でした。7機も落せたし」
「7機、俺なんか0だ。いやーお前は天才だよ天才ね」
「ああそうだなあんなやり方並の奴はやらない」
「ところで隊長は?」
「4機」
「ああ、俺邪魔しちゃったから普通ならマックスより多いんでしょ?」
「さあな。ん?」
「僕って天才だったのか…そうか天才なのか、知らなかったぁ」
マックス

柿崎


ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ
叔父
「それじゃあ隊長お休みなさい」
「お休み。柿崎養生しろよ」
「なーにこれしきでは」
「よし。あーあ何で小隊長なんかに選ばれたのかな命令されるだけの方が気楽で良かった…いけねっ」
「はあはあはあはあ、やっぱり閉店かどうするか」
「何やってんの?輝」
「ミンメイ、今日はごめん」
「仕方ないわよね輝は軍人なんだもん」
「それでプレゼントなんだけど、ん」
「まあ忘れないで持ってきてくれたのねありがとう」
「そうなんだこれがプレゼントさ、ほら」
「うわーキレイなんだ。本当にこれくれるの?」
「うん」
「ありがとう輝」
「ミンメイ誰かいるのかな」
「それじゃあミンメイ誕生日おめでとう」
ナレーション 「一条輝にとって思いがけず手にした勲章よりも、
ミンメイの喜ぶ顔がそして自分がその笑顔を与えたことの方が嬉しかった。
いま、マクロスの航海はすでに8ヶ月に及ぼうとしている」
次回予告 マクロス艦内テレビ局開局を記念してミス・マクロスコンテストが催されることになった。
ミンメイも候補者の一人である。
折りも折り、そこへゼントラーディの偵察機が飛来、輝はコンテストの成り行きを気にしつつ迎撃に飛び立つ

次回、超時空要塞マクロス『ミス・マクロス』


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