超時空要塞マクロス
セリフ

ダイダロス・アタック
ナレーション 「進宙式直前のマクロスが、突然フォールド効果により冥王星軌道に瞬間移動して2ヶ月が過ぎた。
いま、マクロスは地球に向けてひた走っている。
途中、ゼントーラーディ軍の攻撃をトランス・フォーメーションにより撃退したが、
このマクロス艦変形のため避難住民にも大きな被害を出してしまった。
しかし人々は艦内の街を修復し、つかの間の平和が再び街に戻ってきた」
「一方、軍に志願、入隊した一条輝は新入隊員として厳しい訓練に耐えていた。そして初めての休暇の日」
ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ
「ねえ私持つわ」
「いいよ」
「かっこ悪いよ」
「どうせね僕なんかね」
「ごめんね」「うわあ素敵ちょっと待ってて」
「うん?」
「一緒に見てくれない?」
「ええ俺も店に?」
「じゃあどうすんのよ」
「しょうがねーな」
ミンメイ
店員

店員
シャミー
キム
店員

シャミー
キム
シャミー
キム

未沙
キム

店員
ミンメイ

ミンメイ
「覗くなよ」
「あはははははははは」
「うあっぐお、ああちょちょちょええい」
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいました」
「あのーランジェリーコーナーはどちらでしょうか?」
「はい、あのこちらでございます」
「ああしょうがねーなもう、ん?」
「うわあこれ可愛いねえどう?」
「あ、いいんじゃない」
「あっ」
「あ」
「うっあっあんん」
「またにしましょう」
「えっ」
「んん、あーあ」
「あ、あのまたどうぞ宜しくお願いいたします」
「輝どう?何やってんの?」
「えっ?ああとっても似合うと思うよ」
「っうん」
グローバル
技師長
グローバル
技師長
グローバル
技師長
グローバル
技師長
グローバル
技師長
グローバル
技師長
グローバル
技師長
「これかね?異常なエネルギー反応とは」
「はい艦長、見たこともない現象です」
「ここは以前フォールドシステムのあった所だな。何か関係があるのか?」
「はぁおそらくフォールドシステムが消滅した時の影響で時空連続体に歪みを生じているものと思われます」
「っで各機関への支障は?」
「いまのところありません」
「よろしい今後とも調査を進めるように」
「艦長」
「ん?」
「このエネルギーの性質を利用すれば、バリアーとして使えるのではないかと思われますが」
「そんな性質があるのか?」
「はい」
「よしっ、すぐ開発を進めてくれたまえ」
「はい」
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「ふーん…」
「どうだ?答えは出たか?」
「どうも、あらゆる分析を試みましたが、何故にこのような型に変形する必要があるのか一向に。ただ」
「ん?」
「このタイプに変形しますと重力制御が不調となる様子で極端に速度が鈍くなります」
「プレイバックしますか?」
「もうよい元の映像に戻してくれ」
「はっ」
「あの星は?」
「この星系の第5惑星です。奴らこの第5惑星に紛れ込もうというのでしょう」
「ふむ有りうるな」
「あのリング内でECMをかけられますと所在ポイントを探知できなくなります」
「あまりにも当然の策と言えるな」
「いかがいたしましょう?」
「奴らの思い通りにさせてやれ。第5惑星に誘い込めばかえって袋のネズミ同然となる」
ミンメイ
叔母
ミンメイ
叔母
叔父

叔母

町会長
ミンメイ

叔父
フォッカー

フォッカー

ミンメイ

フォッカー

叔母
ミンメイ
「叔父さーん叔母さーん」
「どうしたの?ミンメイ」
「ほら輝が戻ってきたのよ」
「えぇ」
「ほーう」
「一ヶ月ぶりのご無沙汰です」
「まあ気のせいか逞しくなったようね」
「いやぁ」
「厳しい訓練受けとんのやろ」
「お座んなさいよ。叔母さんたちも輝は見せもんじゃないのよ」
「繁盛してるみたいですね」
「大したことないな、さ熱いうちに食べるな」
「輝ここにいたか。間もなく出撃命令が出るぞ宿舎に戻れ」
「お、俺もう出撃ですか?」
「そうよぉ、いま命令が出た。新入隊員の中で5人が正式に実戦部隊へ配属だ。お前もその中の一人だ」
「ええー」
「うわぁおめでとう輝」
「んっんお、俺…」
「さあ、ぐずぐずするな早く来い」
「うあ、それじゃあ皆さんまたー」
「あっあ」
「頑張ってね」
フォッカー

フォッカー

フォッカー

未沙

フォッカー

キム
シャミー
ヴァネッサ
シャミー
ヴァネッサ
未沙
フォッカー

未沙

未沙






未沙

未沙

フォッカー

未沙

シャミー
「今日からお前も一人前の軍人だ宿舎も今までの雑居部屋から個室になる」
「へぇ」
「ただし個室になったから尚更のこと不謹慎な行動は慎むようにいいな?」
「先輩とは違いますよ」
「おっ」
「んあっ」
「あなたは…」
「あっああ」
「何だ早瀬中尉を知ってるのか?」
「え、ええまあ色々と」
「やだぁこの人」
「あっミスターランジェリー」
「何どうしたの?」
「あのねランジェリーショップにいたの」
「えー嘘ー」
「フォッカー少佐、あなたの後輩で優秀な新入隊員ってこの人ですか?」
「その通り」
「一条輝です」
「私は早瀬未沙。一条輝?どっかで聞いたことのある名前ね…」
「あっ」
「はあ」

(未沙「これがその民間人ですか?どうりで何も知らないわけね」)
(輝「何です?このオバサン」)
(未沙「オバ…」)
(フォッカー「早瀬中尉も輝から見ればただのオバサンかくくくくく」)

「あの時の民間人ね」
「あん時のオバサン」
「まあ」
「うあ、失礼しました」
「これからは上官なんだから言葉にはせいぜい気をつけろよ」
「ん、はい」
「今後とも宜しくお願いするわ。ところでどんな事情か知らないけど
男の人があのような店に出入りするのはあまり好ましくないわね失礼」
「エッチ」
「うっ…ふぅ」
未沙
グローバル
未沙
クローディア
未沙
グローバル
クローディア
グローバル
クローディア
グローバル
上官


「艦長、電子妨害装置を作動させました。暫くは敵艦に所在位置を知られないと思います。今後の対策は?」
「奇襲をかける」
「奇襲!?」
「奇襲!?」
「艦長」
「土星を抜ければどうせまた追われる身だ。思い切って奇襲をかけ、活路を開いてみたいのだ」
「でも艦長」
「危険は承知の上だ」
「分かりました。制動をかけて臨戦態勢に入ります」
「うむ、うっいてぇ」
「明日我々は敵艦が土星リングに入り次第ただちに奇襲をかけることになった。
今更私は何も言えんただ君たちのパイロット魂を見せてほしいそれだけだ。
会っておきたい者がいれば今夜のうちに別れを惜しんでこい以上だ」

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ
「ん」
「ふぅふぅふぅごめん待った?」
「別に」
「ねえ急用って一体何?」
「明日の朝出撃することになった」
「へぇほんと軍人になって初めてのお仕事ね」
「ミンメイ…」
「あなたは優秀なパイロットだもんきっと立派にやれるって皆で噂してんだから。どうしたの?」
「いや別に…」
「うわぁ、ねえ輝これ」
「へぇ女の子みたいだ」
「ふーんだ折角一緒に買った服着てきたのに!」
「ごめんごめんよく似合うよ」
「ほんと?」
「ああ」
「ふふっ良かった」
「記念写真撮っとこうか?」
「ん、私写真映り悪いから」
「そんなことないさ、さこっちへ来て。カメラ」「さあ並んで」
「ええ」「まあまあね」
「よく撮れてるよ」
「私そろそろ帰んなくちゃ男の人と二人きりであんまり長くいると叔父さんたちが心配するのよ」
「そう…」
「ええ、じゃ気をつけてねもっとお話したいけど、明日は頑張ってね。またねバイバイ」
「バーイ」(俺、明日んなったらもういないかもしれないんだよミンメイ)
技師長
グローバル
技師長
グローバル
技師長

グローバル
技師長
グローバル
クローディア
「艦長、バリアーシステム作動可能です」
「おお、そうか」
「しかし、マクロス全体を覆うエネルギー容量がどうしても得られません」
「そうか…マクロスは確かに大き過ぎる限界があるか」
「艦長、苦肉の策です。ご覧下さい敵の攻撃に備えてこのようにバリアーを張ります。
万一敵が弱点を襲って来た時には、バリアーを移動して防ぎます」
「なるほど」
「この操作はバリアーシステム班が担当します。以後これをピンポイント・バリアーと呼んでください」
「うむ、よくやってくれた」
「せこいバリアー」

フォッカー

フォッカー

フォッカー

「どうぞ」
「やっぱりまだ起きていたか」
「先輩」
「明日は早いんだぞ」
「でも」
「興奮するのは分かるがな羊の数でも数えて早く寝ろ」
(初めての出撃だ無理はないが、戦いに出るまで時間があるだけ辛いところだな)
「ミンメイ、眠れないよ」
未沙

フォッカー

フォッカー

未沙
フォッカー

未沙


未沙



未沙

未沙

フォッカー

未沙

未沙

未沙
クローディア
未沙
グローバル
未沙
グローバル
クローディア
「バルキリー隊に告ぐ、奇襲作戦はカッシーニ空域において遂行する。各部隊を7班に編成し、
氷塊の中で待機せよ。繰り返す、奇襲作戦はカッシーニ空域において遂行する」
「よく寝たか?」
「え、ちょっと」
「俺もな初めての時は同じだった。まあ一晩ぐらい眠らなくても死にゃせんよ」
「先輩」
「バルキリー隊、各隊は空母プロメテウス艦内で人員点呼確認を急げ」
「バルキリースカル大隊発進」
「バルキリー…んっんん、バルキリースカル大隊23番機一条輝発進します」
「了解」「オレンジ、パープル、ローズのバルキリー各中隊は、
前方のリングを抜けカッシーニ空域R-18ポイントに移動。敵艦を主砲軸線上に誘い込め」
(なんで皆あんな危なっかしい飛び方をするんだ?)
「スカル23番機、何て飛び方するの?あなたミーティングで何聞いてたの?
そんな派手な飛び方じゃ敵に見つけてくれって言わんばかりじゃないの。
ここはアクロバット会場じゃないのよ」
「だって、皆危なっかしい飛び方してるから俺…」
「黙って指示に従いなさい」
「う、分かりましたよ!」
「上官に向かってその態度は何?周りを見なさい横着してるのはあなただけよ」
「了解了解」「思ったものより難しいもんだよこりゃ」
「スカルリーダーより各機へ、これより惑星の影のゾーンに突入する。氷に気をつけろ、計器に気を配れ」
「影のゾーンってあれか」「うわあああ」
「スカル23番機、スピードが落ちてるようだけど?」
「そんなこと言われても、何も見えないんだもの」
「あら、さっきの勢いはどうしたの?」
「ん、自分達だけ安全なところにいるオバサンなんかに何で指示されなくちゃなんないんだ」
「は…」
「作戦前だって言うのに上官の悪口は慎んでもらいたいものよね?」
「いいんです気にしてませんから」
「早瀬君、バルキリー隊が所定の位置につくまでどのくらいだ?」
「あと5分ほどの予定です」
「よし、敵艦がリングに新入した直後に主砲を撃つ、発射態勢に移ってくれ」
「了解」
ゼリグ
ブリタイ
ゼリグ
ブリタイ
ゼリグ
「お呼びですかブリタイ司令官殿」
「ゼリグ艦長、第5惑星内に入り込み敵艦を捕獲してほしい」
「はっ」
「出来れば無傷でな」
「分かりました」
フォッカー

フォッカー
「来たぞ」
「うわあああ」
「攻撃開始」
エキセドル
ブリタイ

「ふーん…微弱な戦力で攻撃を仕掛けてくるとは…奴らあまりにも戦闘を知らなさ過ぎます」
「我々があの艦隊を手に入れるため手加減していることを知らないと見える。
この際だ我々の恐ろしさを徹底的に教えてやれ」
ヴァネッサ
グローバル
「敵艦主砲右エリアに接近中。敵艦捕捉」
「いいぞ、艦を浮上させろ主砲発射だ」
ゼントラーディ兵B
ゼリグ
「敵艦です」
「ん」
クローディア
技師
グローバル
クローディア
パナップ
ポッキー
ゼリグ
メイ
クローディア
グローバル
未沙
グローバル
フォッカー

グローバル
未沙
グローバル
未沙
グローバル
未沙
キム・シャミー
未沙
クローディア
「主砲発射します」「どうしたの?」
「主砲が発射できません。ピンポイント・バリアーシステムを接続した際に何かしらの支障を起こしたようです」
「何てことだ…」
「ミサイル接近ピン・ポイントバリアー展開」
「あー間に合わない」
「いやん横から襲っちゃいやん前から来てー」
「な、何だあれは、くそっ、こ馬鹿にしおって」
「あんそっちはダメ〜」
「完全に包囲されました」
「んん…」
「艦長、バルキリーグリーン、ブラウン中隊全滅ローズ中隊もかなりの打撃を被っております」
「頼りはスカル隊だけか…」
「輝、ありがとよ」
「先輩、何故マクロスは主砲を撃たないんですか?」
「もはやこれまでか…」
「艦長、ピン・ポイントバリアーのエネルギーをダイダロスの艦首に集中することは可能でしょうか?」
「出来ると思うが…」
「やってください私に考えがあります」
「よろしい任せよう」
「キムにシャミー、デストロイドをダイダロスの艦首に大急ぎで集めて」
「はい」
「クローディア、マクロスを敵艦に突撃させて」
「分かった」

ゼントラーディ兵C

ゼントラーディ兵D
ゼリグ
未沙
ゼリグ
「うわああああああああああ」「あああいててててて」「エアロックだ。ああっあああ」
「あっあっあ」
「ああっあああ」
「敵艦が突っ込んできます」
「撃て!撃ちまくれ!」
「ダイダロス・アタック」
「何だ?」「ああ!」「うわああああ」
「あっこ、これは一体!?」
クローディア
未沙
キム
ヴァネッサ
シャミー
ブリタイ
エキセドル
「やったね」
「ええ」
「すっごいわ」
「ダイダロス・アタック」
「ファンになっちゃいそう」
「増援部隊を呼ばねばならんか…」
「は、はい」
ナレーション 「母艦を撃破され戦意を喪失した敵の戦闘ポッド群は瞬く間に掃討されてしまった。
もちろんフォッカーを始め輝たちが活躍したことは言うまでもない。
しかし、輝の脳裏からはあの敵兵士の恐怖の顔がどうしても消え去らなかった。
あの時輝は生身の人間に対してどうしても銃の引き金を引けなかったのだ。
フォッカー先輩も最初はそうだったと言うだろう。
戦闘機同士の戦いでは平然と引き金を引ける自分、
輝は心の片隅が徐々にではあるが乾いてきているのを感じた」
次回予告 火星。そこには統合戦争の折に見捨てられた宇宙基地があった。
マクロスは補給物資を求めて火星に進路を向けた。
そしてそこは未沙の淡い思いを込めた地でもあった

次回、超時空要塞マクロス『バイバイ・マルス』


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