超時空要塞マクロス
セリフ

ファンタズム
病院 「バルキリー戦闘隊バーミリオン小隊所属一条輝中尉、鳥島沖マクロス防衛戦において負傷、
全身に裂傷を受け絶対安静中。頭部打撲のため脳波の混乱が認められる」
案内

司会
ミンメイ
ミンメイ
ゼントラーディ兵
ミンメイ

未沙

未沙

キム


市民
「ご町内の皆様、大変長らくお待たせいたしました。
ただいまより、リン・ミンメイファーストコンサートを開演いたします」
「ではまず初めにデビュー曲『私の彼はパイロット』ですどうぞ」
──私の彼はパイロット──
「きゃー」
「はっはっはははははは」
「助けて輝助けて」
「ミンメイ!必ず助けに行くからな」「乗り込み成功」「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「VT-102応答せよ敵味方識別シグナルが出ていないわよどうしたの」
「シグナル?そんなもの知るわけないだろおばさん」
「まあ、おばさんですって?あなたまさか、まさか民間人じゃ」
「うああああああ」
「ブリッジよりお伝えいたします。
本日午後2時ごろバルキリー1機が民間人一条輝の手によりハイジャックされましたが、
操縦が未熟なため逃亡に失敗撃墜されました」
「あはははは」

ミンメイ
「あーあ失敗か」
「お願い輝愛してる早く助けに来て」
「しゃーない先輩に相談してみるか」
フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

未沙

未沙

未沙

キム
シャミー
ヴァネッサ
キム
ヴァネッサ
フォッカー

未沙

シャミー
「それじゃあ結局ミンメイを助けに行きたくて軍のパイロットに志願したってわけか?」
「そうです」
「まあなんだ民間人が軍の飛行機をかっぱらって撃ち落されるよりはマシかもな」
「えっ」
「おっ」
「あっ」
「どうした輝、敬礼くらいするもんだぞ」
「わ、わかりました。一条輝です」
「私は早瀬未沙。一条輝?どっかで聞いたことのある名前ね」
「あー」
「あぁ、あの時の民間人ね」
「あん時のおばさん」
「まあ」
「あぁ、失礼しました」
「やっだーこの人」
「この間撃ち落された人だ」
「なに?どうしたの?」
「例の民間人よ」
「えぇ嘘」
「適正試験にパスしたらお前の上官になるオペレーターだ」
「あっはい」
「この人が適正試験をねふーん。
あなたガールフレンドを助けるためにハイジャックしたって聞いたけど適性試験も落とされないようにね」
「ばーか」
「うっ、ふぅ」
フォッカー
「やったな輝テスト合格。これでお前も一人前の軍人というわけだ。ミンメイちゃんの救出上手くやれよ」
「はい先輩」

市民

未沙

未沙


未沙
「うあぁぁぁぁぁぁぁ」
「あはははははははは」
「よーし」「アーマードバルキリー発進しました」
「一条中尉、あなた無断出撃で謹慎してるはずじゃなかったの?」
「ああ」
「あなたまたミンメイさんを助けに行くつもり?
どうしてそんな勝手なことを、女の子のお尻ばっかり追いかけまわすなんて」
「好きなんだからしょうがないだろ!」
「あなたね、また撃墜されても知らないわよ」
「今度こそやられるもんか」
ヴァネッサ
キム
シャミー
ヴァネッサ
キム
シャミー
ヴァネッサ
シャミー
キム
「アーマードバルキリーは大破、一条輝中尉は帰還中だって」
「まーた落とされたの?」
「よくやるわ」
「ねぇねぇまた出ていく気かな?」
「女の子のためなら何度でも行く人じゃない?」
「這ってでも行くかもよ」
「あはっまーさか」
「やぁね」
「言えてる」
「(バルキリーに乗っていると撃墜されてばかりだけど、この特別製の自転車なら、待ってろミンメイ)」
キム

市民
キム
未沙
柿崎
マックス
未沙
「ブリッジよりお伝えします。
本日未明墜落王として名高い一条輝中尉は自転車による人力宇宙飛行を試みこれに失敗いたしました」
「あははははははは」
「この遊びは大変危険ですからくれぐれも真似をなさらぬようお願いいたします」
「一条君、ミンメイさんの救出私たちで良ければ手伝うわよ」
「水臭いですよ隊長」
「僕達に任せてください」
「どう?」
「みんな」

未沙
柿崎
マックス

未沙

未沙
「それにしても大尉たちに手助けしてもらえるなんて」
「その代わり帰ったら言うこと聞くのよ」「はっ」
「上方第2波接近」
「僕に任せて」
「何て奴だ」
「一条君。さあ今の内に敵艦に潜入しましょ」
「潜入した後どうやってミンメイを探しますか?」
「そうねぇ、敵の巨人兵に変装するっていうのはどうかしら?」
「変装作戦か、了解」

マックス
未沙

ゼントラーディ兵
マックス
輝・未沙
マックス

ブリタイ
マックス

未沙
「なんかすぐにバレそうだな」
「その時はその時、行きます」
「はっ」
「ふぅ」
「メティマ!」
「あっ」
「見つかった」
「揺れますけど辛抱してください」
「分かった」
「ああ」
「ダメです全然動きません」
「分かった。どうします?」
「こうなったら強行突破しかないわ」
「うあああああ」
未沙

未沙

未沙

未沙

未沙

未沙
「ん?歌声?」
「こっちだ」
「ええ」
「やったぁ」
「ええ」
「ミンメイ無事だったんだ」
「それにしてもいい声ね羨ましいわ。さあ早く彼女を助け出さなくっちゃ」
「早瀬大尉これからは僕一人にやらせてください」
「ええ、その方がいいわね」
「それじゃあ僕は行きます」
「ええ、頑張って」
「ミンメイ」

ミンメイ

ミンメイ

カイフン

ミンメイ

カイフン
ミンメイ
カイフン

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ
「ミンメイ約束どおり助けに来たよ」
「それがダメなのよ」
「ダメって…ど、どうして?」
「ごめんね輝、カイフン兄さんが軍人さんとはお付き合いしちゃいけないって」
「何だって?どうしてカイフンが…」
「はっはっはっはっは俺は軍人が嫌いだミンメイはお前には渡さん」
「何てこった」
「そういうことなのよ」
「分かった、だったら今すぐに軍人を辞めてやる」
「何だと」
「輝」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「さあ早く乗って」
「でも」
「ミサイルが来る急いで」
「うん」「きゃー」
「大丈夫?飛ぶよ」
「きゃーーーーー」
「ミンメイ!」
ミンメイ

ミンメイ
「このままだと危ないわ」
「変形すれば助かるよ」
「変形?」
「しめた」

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

未沙

未沙

未沙

未沙
ミンメイ
「ほら」
「ねえあっち明るく見えない?」
「ほんとだ」
「やったぁ」
「やったぁ」
「あそこ登れそうよ」
「うん」「巨人のエアロックか」
「きゃー」
「うあっどうしたの?」
「これが…」
「これが全部宇宙船?」
「こんなすごい艦隊なんて…」
「あ、あれは?」
「局地戦?」
「いや、近寄れば相当な規模だ」
「地球を丸ごと飲み込むくらいのね」
「ねえ輝どうしちゃったの?」
「悪い夢でも見てるんじゃない?」

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ



ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ

ミンメイ


ミンメイ
「うーん」
「きゃ!こら輝覗いたな」
「ごめん」
「こうして二人きりになるの久しぶりね」
「ほんとだね。おたくがミス・マクロスに選ばれて人気スターになってから1年ぶりだもんな」
「もう1年にもなるのか」
「長いようで短いもんだな」
「これから先どうなるのかしら私たち」
「さあてね」「んっ?ち、ちょっとこりゃまずいんじゃない?こんなところ人に見られたらまずいよ」
「きゃ!何なの?今の光」
「ひょっとしたら芸能カメラマンに撮られちゃったんじゃない?」
「やだぁ」
「いまの写真がばら撒かれたら町じゃ大騒ぎになるよ」
(かわいい)
「やっと君を助け出したのにこれからどうなるんだろうね?」
──シンデレラ──
「今のは新曲かい?」
「ううんこれは私のオリジナル。シンデレラって言うのよ」
「へぇ」
「この曲ヒットしてくれるかしら」
「ああ、きっと当たると思うよ。どんどん僕から離れていっちゃうんだね」
「あらそんなことないわ輝とはいつまでもお友達よ」
「ねえミンメイ、もし歌手にならなかったら何になりたかったの?」
「そうねぇ、やっぱりお嫁さんかな」
「お嫁さん、そうか君ならきっといいお嫁さんになれるよ」
「うふありがとう。でももうお終いね」
「そんなことないってまだ死ぬって決まったわけじゃないんだから」
「いいのよ。でもせめて、死ぬ前に一度は花嫁衣裳が着たかったな」
「結婚式でもやりますか」
「そうねそれもいいわね」
「ぼ、僕なんかが相手でいいの?」
「ねぇ輝この夢から覚めたら本当に結婚しましょう」
「本気なの?ミンメイ」
「一緒になろう」
「そんなに簡単に言うけどまた後で気が変わったりするんじゃないの?君はいつも気まぐれだから」
「だって、そんなこと言ったって結婚しようって言い出したのはあなたじゃない。
どうせ本気じゃないんでしょ嘘つき」
「そんなつもりじゃないけど、僕は君とは住む世界の違う人間で…だけど、だけど僕君のこと…ごめん」
「そんなことなら心配ないわよ輝…輝…輝ー」
ボドルザー

未沙
「おお、プロトカルチャー」
「どうしてミンメイが早瀬大尉に」
「結局あなたも軍人なのよ」
「うっうっう……夢か…いやな夢だったな」
次回予告 一条輝はいまだ戦列に復帰できずにいた。
その間、ミリアの指揮するクァドラン・ローの一隊が攻撃を仕掛けてきた。
しかし彼女の目的は、マクロスではなくマックスであった

次回、超時空要塞マクロス『パイン・サラダ』


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