超時空要塞マクロス
セリフ

カンフー・ダンディー
ナレーション 「輝とミンメイはグローバル艦長に特別許可をもらい日本にいるミンメイの両親のもとを尋ねた。
そこでミンメイは長い間行方知れずになっていた従兄弟のカイフンと再会する。
一方未沙と艦長は統合軍総司令部でゼントラーディ軍の正体を報告したが、物証がないため理解を得られず。
その上マクロス内の民間人の上陸も許可されなかった」
キム
シャミー
クローディア
シャミー
キム
グローバル

ヴァネッサ
未沙
クローディア
未沙
キム
ヴァネッサ
シャミー
ヴァネッサ
「酷すぎる」
「上陸許可が下りないなんて」
「まあ、総司令部なんてそんなものよ頭の固い連中ばっかり」
「こんな決定を黙って受け入れるんですか?艦長拒否なさるんでしょ?」
「艦長」
「ん?うむ、君たちは与えられた任務を遂行してくれたまえ。
私は今このことをどう市民に知らせようか頭を抱えておるんだ分かるね」
「ああ艦長…ああもう、だめだこりゃ」
「ヴァネッサ、艦長は司令部で強硬に反対されたのよ」
「強硬に?軍人として、だわよね?」
「あっうん」
「司令部のやり方って腹が立つわね」
「ほんと」
「ねえ街で憂さ晴らししない?」
「うん、その意見考慮」
叔母

カイフン
叔母
カイフン
叔母
ミンメイ
叔母

カイフン
叔父
叔母
カイフン
叔父
「ふーんふーんふーんふーんでぃでぃっでぃでぃでぃ」
「あ、いらっしゃいませ…カ、カイフン」
「ただいま母さん」
「カイフン…ゆ、夢じゃ、夢じゃないだろうね」
「夢じゃないよ母さん」
「お前…よ、よく帰っ…よく帰って」
「あはっもらい泣きしちゃった」
「あ、あらやだ輝ちゃんに恥ずかしいところ…」
「い、いえそんな」
「お元気そうですね父さん」
「おっおお」
「あ、あなた」
「いいんだよ母さん、父さんは昔からああなんだから」
「えへっバカ息子が」
ロリー
コンダ
ワレラ
コンダ
ワレラ
ロリー
店主


ワレラ
コンダ
ロリー
「こ、これ食えるのかな?」
「でもいい匂いがしてくるぜ」
「なんでもいいから食っちまおうぜ。持ってきた携帯食が切れてなんも食ってないんだ」
「ところでこれはどうやって取り出すんだ?」
「どこにも取り出し口はないが、仕方ないロリーやれ」
「えっ俺?まあいいや」「よしっ」
「あらまあ…ああ、あんたたち何やってるんだい?そりゃ食べ物じゃないよ。
そんなものを食べたくなるなんて余程お腹がすいてたんだろうね。
分かったよ中に入んな、何か食べさせてあげるからほら」
「おい」
「おお」
「ああ待ってくれ」
キム

シャミー
ヴァネッサ

マックス
未沙

未沙たち

三人娘
未沙
シャミー
キム
ヴァネッサ

三人娘
キム
町会長
マックス
未沙
カイフン
マックスたち
町会長

シャミー
カイフン
マックス
「何?一体この騒ぎは」
「こっちこっちやあ」
「ああ一条中尉」
「行こう行こうあっち行こう」
「マックス珍しいな早瀬大尉と一緒なんて」
「いや街をブラついてたら捕まっちゃいまして」
「一条中尉一体この騒ぎは何です?」
「家出していたミンメイの従兄弟、つまりミンメイの叔父さんの実の息子が帰ってきたのさ」
「ええ…」
「それで近所の知り合いがみんな押しかけてきたってわけ」
「ああ美形」
(ああ…ライバー少尉)
「あーらキムさんお涎が」
「あんたも目の色変わってるわよ」
「一条中尉あの人のお名前は?」
「リン・カイフン」
「ああ素敵なお名前」
「叔母さんたら喜んじゃって」
「輝ちゃんのお仲間でっか?まあ、いやぁえらいべっぴんさんばかりで。おいカイフンさん新しいお客さんだっせ」
「え」
「はぁ」
「よく来てくださいました」
「初めまして」
「カイフンさんあんさんの嫌いな軍隊にもべっぴんさんがいてはりまっしゃろ?
いひっ、あちゃーわて何ぞごっつ悪いこと言うたらしいな。若い人は若い人同士でじゃあごゆっくり」
「軍隊がお嫌いなんですか?」
「ええ、私は争いを好みません。戦いは何も生み出しません。戦いのもたらすものそれは破壊だけです」
「戦いのもたらすものそれは破壊だけ」
「ふん、俺だって別に好きで軍隊やってるわけじゃ」
ミンメイ

客A
アナウンサー
客B
客C
客D
アナウンサー

客E
アナウンサー
客F
客G
キム
シャミー
客H


未沙
客H

未沙
客H

客I
未沙
客J
未沙
客J
マックス
客J
マックス
客K
客L
客M
マックス

ミンメイ

客N
客O
マックス

カイフン
未沙
カイフン
未沙
ミンメイ
カイフン
ミンメイ

マックス
「みんなどうしちゃったの?カイフンが帰ってきたお祝いの席じゃないの。
そうだ、いま私が出ている番組があるのよ誰かテレビ付けて」
「よっしゃ」
「曲の途中ですが臨時ニュースを申し上げます」
「何?」
「なんだ?」
「どうしたんだよ」
「グローバル艦長の発表によりますと、
検疫処置のためマクロスの民間人に対する上陸許可は差し止められました」
「なんだと」
「もちろんこれは暫定的処置です。市民の皆さんは軽挙妄動を慎み秩序ある行動をお願いします」
「せっかく地球に戻ってきたのに上陸もできないのかよ」
「一体私たちの何を検疫するっていうの?」
「考えた末の発表があれじゃあね。街の人が怒るのも無理ないわ」
「みんなもやけ食いするのかしら」
おおそうだちょうどここに軍人さんがいるここでちゃんと説明してもらおうじゃないか」
「さあ説明してもらおうじゃないか」
「そんな俺、いや僕は何にも…」
「やめなさいそれが秩序ある市民のすることですか?落ち着いてください」
「落ち着けだと?これが落ち着いていられるかよ!いいか貴様らのせいで俺たちは土地を失ってしまったんだ!
だけど今は地球に戻ってきているんだ!そう、そうれなのに上陸できないなんて」
「しかし暫定的な処置だと言って」
「軍部はいつもそう言ってきた。すぐ地球に戻してやるすぐ船から下ろしてやるってね。
俺たちはもうこれ以上騙されんぞ!」
「みんなこいつらを捕虜にして軍に上陸を許可させるんだ」
「行きましょう」
「待てよ」
「何をするんですか」
「うるせえ」
「やめないか。こんなことをしてどうなると思ってるんですか?」
「うるせえ」
「しまった」
「この野郎」
「あ、あいつが」
「カイフンさんあんたもかい」
「はぁはぁはぁはぁ」
「はぁはぁはぁはぁはぁ」
「カイフン強いのね」
「ああ」
「ありゃ中国拳法だな」
「ああそれも受けの型しか使ってない」
「ふーんあれが中国拳法の型なのか初めて見た」
「争いごとが嫌いなわりには随分お強いんですね」
「人を傷つけることには、使わない」
「ライ、カイフンさんどうぞ」
「失礼あなたが軍人でなければお受けするんですが」
「えっ」
「そうよカイフンは軍人さんが嫌いなの」
「痛いよそんなに強く」
「ごめんなさい」
「ミンメイなんだい…」
「えっ」
「あ」
ラプラミズ
メルトラン兵
ラプラミズ
「何カムジンが突撃艦で出ただと?」
「はっ」
「まったくあの坊や。ふぅ、ちょっとお仕置きを加えるか」
メイ
グローバル
メイ
グローバル
ポッキー
「艦長未確認飛行物体接近中」
「なにぃ」
「高度1万2000、1万1000このまま行くと1時方向20Kmの地点に着水します」
「うむ、ただちにB5配置を発令それから早瀬大尉たちを呼び戻してくれ」
「イエッサー」
兵士A
司令官
兵士B
司令官
「敵艦降下K32R56ポイントに着水のもよう」
「敵か、ま迎撃ミサイルでも撃っておきたまえ」
「イエッサー」
「連中の目標はマクロスだからな。今の地球にはマクロスという荷は担ぎきれん」
クローディア
グローバル
カイフン
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア
キム
グローバル
「遭遇推定時間まであと10分」
「うむ」
(戦いは破壊しかもたらしません)
「未沙?未沙?」
「はっ」
「未沙、ぽけっとしてどうしたの?あなたも肩が凝るような相手見つけたの?」
「あっ、そんな人いないわよ」
「んふっんふっんん」
「統合軍総司令部より入電、迎撃ミサイルを発射したそうです」
「うむ」(生かさず殺さずか…)
オイグル
カムジン
オイグル
カムジン
「隊長攻撃しねーのか?」
「俺たちは星に手を出すわけにはいかねーんだよ」
「攻撃目標は星じゃねーってわけか」
「そういうこった」
未沙 「バルキリー隊第1波発進」
クローディア 「敵艦より空戦ポッド発進」
カムジン 「何としてでも奴らの尻に火をつけて、宇宙に燻り出してやる」
クローディア
グローバル
未沙

クローディア
未沙


「敵ポッド群多数降下接近中、白兵戦になる模様」
「スパルタン隊を甲板に配備」
「イエッサー」
「ミンメイのバカあんな奴の…」
「スパルタン隊第7、第9、第16ブロックで待機」
「バーミリオン小隊は第3ブロックの防衛に当たれ」
「早瀬大尉、一体何機落せば敵は来なくなるんですかね?10万機ですか?100万機ですか!?」
「ううっ怒鳴り散らされるかと思った」「バーミリオン小隊発艦します」
未沙
柿崎
マックス
「バーミリオン小隊直ちに第7ブロックの防衛にまわれ」
「了解」
「了解」
「了解」
カムジン
クローディア
「ん?何だ」
「敵第2波急速接近中」
ラプラミズ
ミリア
ラプラミズ
カムジン
ラプラミズ
カムジン
ゲラオ
カムジン
ゲラオ
「この作戦はカムジンの独断行為阻止が目的である。敵には絶対手を出すな」
「敵には手を出すな?そうは言ってもそういう命令って実行しにくいんだな」「ほーらもう命令違反だ」
「カムジン聞こえるか?直ちに攻撃をやめたまえ明白なる命令違反だ」
「命令違反だと?俺は敵艦に手を出してるだけだぜ星には指一本」
「貴様そんな詭弁が通じると本気で思っているのか?直ちに帰還せよ!」
「分かったよ!帰りゃいいんだろ!突撃隊直ちに撤収する」
「了解もう帰るんで?」
「仕方ねーだろ!ラプラミズ司令直々のお出ましだ。なあところで置き土産を忘れんなよ」
「土産?ああ忘れるもんすかい」
ヴァネッサ
グローバル
未沙
「敵艦本艦に突っ込んできます」
「特攻をかける気だな直ちにダイダロスアタック体制急げ」
「イエッサー。全部署に発令、全部署に発令」

マックス
柿崎
未沙
「大丈夫か?」
「はい大丈夫です少し離れていましたから」
「ただのハズレ弾ですわ」
「バーミリオン小隊今通過した敵機を追撃せよ」
「了解」
カムジン 「お、素早いのがいるな」
マックス
柿崎
「ここは我々に任して」
「隊長は奴を追って下さい」
「分かった頼んだぞ」「いた」
クローディア 「ダイダロスアタック発動20秒前」
ミリア 「しつこい奴だ」
クローディア
未沙
ミリア

未沙

クローディア
「ダイダロスアタック8秒前7、6、5、4、3、2、1アタック」「はっみ、未沙」
「ダイダロスアタック」
「っく」
「ああ、突き抜けた」
「ミサイル発射」
「やられたー」
「ダイダロスアタック第2波成功、敵艦消滅」
カムジン
ラプラミズ
カムジン
ラプラミズ
カムジン
「クソっ俺の突撃艦は犬死か」
「カムジンどうやらプレゼントは届かなかったようだな」
「うぅ…」
「いま回収艇に乗せてやるよふっふっふふふふふ」
「ええい引き上げだ」
シャミー
クローディア
グローバル
ブリッジクルー
グローバル
未沙
「敵、退却していきます」
「追いますか?」
「いや深追いはするな戦闘は終わったんだ。しかし暫くはこのままの体制を維持したまえ」
「イエッサー」
「ああ、早瀬大尉。君は自室で休息を取りたまえ」
「はっ、はい」
カイフン

未沙
(戦いは何も生み出しません)
(何機落せば敵は来なくなるんですか!?)
「(ああ、分からない何もかも分かっているのはカイフンがライバー少尉じゃないってことだけ)」
次回予告 ゼントラーディ軍のエースパイロット・ミリアとの空中戦で撃墜された輝は深手を負ってしまった。
手術室に運びこまれた輝は、朦朧とした意識の中で悪夢にうなされていた

次回、超時空要塞マクロス『ファンタズム』


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