超時空要塞マクロス
セリフ

ファースト・コンタクト
ナレーション 「捕らわれた美沙を追って敵艦に飛び込んだ輝たちは、ブリタイの予想しえぬ攻撃を受けた」

未沙
マックス
ブリタイ

未沙
マックス
ブリタイ

ブリタイ

マックス
ブリタイ
ゼントラーディ兵A
ゼントラーディ兵B
ブリタイ
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
「柿崎!」
「そんなことって…」
「宇宙に飛び出した奴が生きてるなんて」
「うあああ」
「うわああああ」
「きゃー」
「中尉」
「おうあああ」
「今だ!」
「おっ」
「うわあああああああ。化け物かようあああああああ」
「隊長」
「おうああ」
「大丈夫ですか?」
「お怪我は?」
「お前達とつくりが違う」
「流石」
「ふん、これが敵艦のマイクローンか」
ブリタイ
エキセドル

ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「うむ、確かに女のようだな」
「はい、電子分析の結果では間違いありません。
しかも、捕虜の体は骨格、細胞、遺伝子にいたるまで我々のマイクローンと殆ど差はありません」
「うむ」
「恐ろしいことです。お、気がついたようですな」
「うむ」

柿崎

未沙

未沙

未沙

未沙


未沙

未沙
ブリタイ
エキセドル

ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「柿崎、柿崎」
「うーん隊長まだ食べられますよ」
「まったく」
「うーん…一条君」
「どうやら巨人達に捕まっちゃったみたいですね」
「そう…捕虜か…」
「中尉が無茶な偵察をするからですよ」
「そんな」
「キャッツアイのパイロットは?」
「…死んだわ…小惑星の破片に当たって」
「宇宙空間を甘く見るからこうなるんですよ。女はね軍人なんかやらずに料理をしたり、
歌でも歌っている方がよっぽど可愛げがあっていいですよ」
「上官に向かってなによ。私だってそのくらい出来ます」
「ふーんそれはそれは」
「あなたね」
「何か争いごとをしているようだな」
「はい、男と女が一つところに居合わせれば、必ず災いが起こると言い伝えられております。
これはその前兆かもしれません」
「災いか、そうかもしれんなもうよい消せ。ああ、奴らを見てると頭が痛くなってくる」
「同感ですな。これはもはや我々だけで処理できる問題ではありません」
「基幹艦隊に連絡した方が良さそうだな」
「ボドルザー閣下は慎重なお方です。出来れば直接引き渡した方が得策かと」
「ふむ、よかろう」
未沙


未沙

柿崎
マックス
柿崎
未沙
柿崎

未沙
柿崎
「大体あなたは私の護衛が任務でしょ?
バトロイドに乗っていながら生身の人間にやられるなんて、それでよく小隊長が務まるわね」
「冗談じゃない!奴らは真空中でも死なないような化け物なんだぜ」
「うっ…一体どうなってるのかしら」
「こっちが聞きたいですよ」
「ふああ…いやぁ隊長も中尉もご無事でしたか」
「巨人さんたちにはロクな修理兵もいないのか」
「これは?」
「マイクロビデオよ。小さなものだから見つけられずに済んだみたい」
「体が大きいって言うのも良し悪しですね」
「ビデオなんか録ってもどうにもならないのに」
「まだ逃げ出せないって決まったわけじゃないでしょ」
「そうですよ隊長」
ゼントラーディ兵C
ゼントラーディ兵D
ブリタイ
未沙
「空間転移座標算出完了」
「全フォールドシステム長距離転移準備完了」
「目標、ボドル基幹艦隊空域、フォールド航行を開始せよ」
「フォールド航行している」
「何だって」
ヴァネッサ
グローバル
ヴァネッサ
グローバル
シャミー
グローバル
シャミー
グローバル
クローディア
「フォールド反応探知。敵艦一隻フォールドしたもようです」
「一隻だけか、位置は?」
「XP-128、YP-175、早瀬中尉が偵察に向かった付近です」
「うーむ、早瀬君からは依然連絡無しか?」
「はい…護衛のバーミリオン小隊も応答ありません」
「そうか…やられたかな…」
「そんな…早瀬中尉が死んじゃうなんて…」
「応答が無いということは…」
「通信機の故障かもしれないでしょ」
友人
リコ
ミンメイ
フォッカー
友人たち
ミンメイ
フォッカー
ミンメイ
フォッカー
ミンメイ
フォッカー
ミンメイ
友人
フォッカー
市民
ミンメイ
「デビューまであと10日ね」
「凄いわ歌手になるなんて今度サインしてもらわなくっちゃ」
「やぁだリコったら。あっフォッカー少佐」
「よう」
「こんにちは」
「輝は一緒じゃ」
「それが…落ち着いて聞いてくれ。輝のやつ戻ってこないんだ」
「戻ってこないって?」
「偵察機の護衛に出たまま行方不明になってな」
「そんな」
「い、いや、まだ死んだって決まったわけじゃ」
「やめて!もう聞きたくないわ」
「あ、ミンメイ」
「そっとしておけ」
「おっ」
「…輝…」
柿崎

未沙
輝・柿崎
未沙
柿崎
「一体どこまで行くんでしょうね?」
「さあな、巨人たちの星にでも行くのかな」
「それにしても長いわね。1時間近くもフォールドしているなんて、マクロスじゃ10日くらい経った頃かしら」
「10日?」
「ええ、フォールド中は時間がゆっくり進むのよ」
「10日か…ミンメイさんのデビュー見られませんね」
「ああ」(ミンメイのデビューか)
未沙

柿崎
輝・未沙

未沙

柿崎

未沙
「フォールド航行を解除したわ」
「目的地に着いたのかな?」
「うお」
「はあっ…」
「これが全部宇宙船?」
「こんな凄い艦隊なんて…」
「あれは」
「局地戦か」
「いや、近寄れば相当な規模だ」
「地球を丸ごと飲み込むくらいのね」
マックス
ゼントラーディ兵E
「おっと」「ふぅ、ああ」「ああ!」
「おお!」
ロリー

ワレラ・コンダ
ボドルザー

ブリタイ
ボドルザー
ブリタイ
ボドルザー
ブリタイ
ボドルザー
「敵艦の女性マイクローンは、体の大半を露出させた軍服を着用して奇妙な行動を行い。
それを見ていると何か胸のうちが熱くなるような気持ちがしました」
「その通りであります」
「ふむ、幻の反応兵器の存在、男と女が一つところに乗り込む戦艦…
我々は良からぬものと接触したのかもしれん」
「良からぬもの?」
「そうだ。捕虜との会見お前の船で行う会見室を用意せよ」
「閣下がわざわざ私の船に」
「異星のマイクローンをメインコアに上陸させるわけにはいかぬ」
「分かりました」
(うーむ、まさかプロトカルチャーではあるまいな…)
ボドルザー
未沙

エキセドル
ボドルザー
未沙
柿崎

エキセドル
ブリタイ
柿崎
ブリタイ
ボドルザー

ボドルザー
エキセドル
未沙
ボドルザー

柿崎
未沙
ボドルザー
「私はゼントラーディ軍第118基幹艦隊司令長官ボドルザーだ。お前達に尋ねたいことがある」
「言葉が分かる」
「どうなってんだ」
「閣下、感応翻訳装置はうまく作動しているようです」
「よし、お前達はいつから監察軍と接触をしたのだ」
「監察軍?」
「そんな軍隊ありましたっけ?隊長」
「俺だって軍に入ったばっかりだから知らないよ」
「軍に入ったばかり!?」
「軍に入る前は一体何をしていたんだ?」
「何って民間人だけど」
「民間人?」
「民間人とは何なんだ?」
「戦争に行かない人間のことだよ」
「戦争をしない人間だと?」
「ば、馬鹿な宇宙は戦いで満ち溢れ、戦いあるところにこそ命があるはずだ」
「戦いあるところにこそ命がある」
「うむ、どうやら質問を代える必要がありそうだな。貴様らの船に戦争をしない人間が本当にいるのか?
そして何故男と女が一緒にいられるのだ?」
「男と女が一緒にいて何」
「柿崎君。これ以上質問に答えるつもりはありません」
「ん?」
マックス
ゼントラーディ兵F
マックス
「ま、これでも着てないよりはマシか」
「ん?」
「ふぅ」
ボドルザー
未沙
ボドルザー

未沙
ボドルザー
未沙
ボドルザー
未沙
ボドルザー
未沙
ボドルザー
未沙
ボドルザー
未沙
ボドルザー

未沙
ボドルザー

未沙
柿崎
ボドルザー

未沙
ボドルザー
未沙

ボドルザー
エキセドル

コンダ
柿崎
エキセドル
ブリタイ
柿崎
ブリタイ
柿崎
ボドルザー

ボドルザー
未沙
ボドルザー
未沙

未沙

未沙

ボドルザー
未沙

未沙
ボドルザー

ブリタイ
ワレラ
ロリー
コンダ
ボドルザー
輝・未沙

ボドルザー
マックス
「どうやらお前が指揮官か」
「うっ」
「ふん、お前達は自分らの立場が分かっておらんようだ。
我々にはお前達の船や惑星を一瞬にして滅ぼすだけの戦力がある」
「はぁ…」
「見るがよいあの星を」
「なんて事を…」
「ふっふっふお前達の惑星が今の星のようになっても良いのかな」
「それは…」
「どうした?」
(おかしいわこれだけの力があるのに何で今までマクロスや地球を全面攻撃してこないのかしら)
「もう一度尋ねる。民間人は実在するのか?そして男と女がどうして同じ船にいられるのだ?」
(民間人、男と女、私たちには彼らには持っていない何かがあるのかもしれない)
「答えねばお前達の船や惑星を滅ぼしてやる」
「出来るものならやってごらんなさい」
「何だと」
「中尉」
「私に任せて」「私たちにはあなた方の知らない特別な力があります」
「黙れ!」
「うああああ」「中尉!」
「ああ」
「な、何しやがるんだ」
「動くな!ふっ柔らかいな、こんなひ弱なマイクローンが我々に逆らうとはな。
何故わざわざマイクローンになったのだ?」
「はぁ」
「マイクローンとなったわけを言わねば殺す」
「うっく」
「やめろ!俺たちは生まれた時からこの体だ」
「生まれたときから?」
「お前達は一体どこから生まれるのだ?」
「母親に決まってるだろ」
「母親?」
「女親のことだよ」
「女から?お前達は女から生まれたというのか?」
「一体どうやって?」
「どうやって?そんなことも知らないのかよ。男と女が愛し合えば子供ができるんだよ」
「愛し合う、どうやって?」
「キスしたり抱きあったり」
「それでマイクローンが生まれるというのか、そこの二人キスというものをやってみろ」
「冗談じゃない男同士で出来るかよ!」
「やらねばお前達も握りつぶしてやる」
「待って。私がやります」
「お前が?良かろう」
「あっ」「一条少尉私にキスをして」
「ええ」
「これは敵の反応を見るチャンスなのよ」
「だったら柿崎とでもしてくれよ」
「うんっあなたの方がまだマシよ」
「そんなこと言っても…」
「早くしろ」
「これは命令よ早く」
「分かったよ」
「やります」
「うむ」
(ごめんよミンメイ)
「うあっあ」
「ああああああああ」
「ああああああああ」
「ああああああああ」
「プロトカルチャー!」
「プロトカルチャー?」
「どうなってんだ?」
「うっ誰か、この者たちをさっさと連れ出せ」
「隊長たちだ」
柿崎
未沙

未沙
柿崎
未沙

柿崎
「だけどおかしいですね。隊長と中尉がキスしたぐらいで、あの連中あんなに驚くなんて」
「本当ね星の一つや二つあっという間に壊せるくらいの力があるのにね」
「あの時言ってたプロトカルチャーって一体何なんだろ」
「んー分からないわ。マクロスに戻れてこのデータを分析できればね」
「マクロスに戻れればか」
「ただ分かってるのは、彼らの世界には民間人はいないし、
男と女は別々に暮らしていて子供も生まれないってことだけ」
「女の子と一緒に暮らせないような世界で死にたくないもんですな隊長」
「ああ」
ボドルザー
ブリタイ
エキセドル
ボドルザー
ロリー
コンダ
ロリー
ボドルザー
ロリー
ボドルザー
青い風三人*
ボドルザー
青い風三人*
ボドルザー

コンダ
ボドルザー

ロリー
ボドルザー
コンダ
ボドルザー
ワレラ
ロリー
「今のは何だったのだ…」
「何故あの程度のことを見ただけでこれほどのショックを受けるのでしょうか?」
「我々の眠っていた潜在意識が反応するのかもしれません」
「潜在意識か」
「この間の怪電波の時と同じような気持ちがしたな」
「ああ、あの時以上かもな」
「ボドルザー閣下」
「何だ」
「プロトカルチャーとは一体何なのですか?」
「うむ、これから話すことを他言した場合は即刻消去刑に処す良いな」
「はっ」
「プロトカルチャーとは我々の遠い祖先のことだ」
「祖先!?」
「そうだ、プロトカルチャーの時代には我々人間の体はマイクローンのサイズしか無かった。
男と女が共に暮らし文化というものがあったと伝えられている」
「文化?」
「そうだ、しかしそれがどのような世界であったかは、
プロトカルチャー達が残していた記録が失われたため詳しくは分からん」
「失われた」
「プロトカルチャーと接触した艦隊はいつの間にか戦う力を失い滅ぼされてしまうということだ」
「何故です?」
「それが分かれば苦労はせん」
「男と女が共に暮らす世界」
「愛し合うとかいう行動にその秘密が隠されているとでも言うのでしょうか?」
ミンメイ
スタッフ
ミンメイ
司会

ミンメイ
「結局帰ってこないのね輝…」
「ミンメイさん本番です」
「はい」
「さて続きましては期待の新人が登場いたします。第1回ミス・マクロスコンテスト優勝に輝く我等がアイドル、
リン・ミンメイさん。歌は勿論デビュー曲私の彼はパイロットです」
私の彼はパイロット(歌詞省略)
次回予告 輝、美沙、マックス、柿崎の4人は
ゼントラーディの基幹艦隊で得た貴重な情報を味方に知らせるために脱走を企てた。
しかし、位置も定かでない敵の大艦隊の只中にあって、
マクロスに帰還できる望みはゼロに等しかった

次回、超時空要塞マクロス『ビッグ・エスケープ』


*「青い風三人」はロリー・コンダ・ワレラの三人を指しています
ページレイアウト上「青い風三人」とここでは表記しています
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