超時空要塞マクロス
セリフ

ブラインド・ゲーム
ナレーション 「根強い抵抗を続けるマクロスから洩れる
マクロスの艦内テレビ局の電波に興味を持ったブリタイは、探査機を飛ばした。
探査機の兵士達はテレビ電波に乗ってくるミス・マクロスコンテストの映像に驚愕した。
三人の兵士達は迎撃に発進した一条輝に撃墜されたものの、
驚くべき報告をブリタイの前に持ち帰った」
ワレラ
ロリー
コンダ
ロリー
ワレラ
ロリー
ワレラ
ロリー
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
コンダ
ロリー
コンダ
ワレラ
ロリー
ワレラ
ブリタイ
ロリー
コンダ
ワレラ
ロリー
コンダ
ロリー
ブリタイ
ロリー
コンダ
ワレラ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「ですからそのー布が少なくて」
「もやもやっとして」
「そのー何というか」
「熱っぽくて、この心臓がキリキリっと突き刺されるような…」
「敵の新兵器かもと」
「いやあれは新兵器などという生易しいもんじゃない」
「じゃあ何だと言うのだ」
「それは…」
「もうよい何のことやらさっぱり分からん」
「レコーダーが壊されたのが痛いですな」
「もう一度情報収集機を飛ばすか」
「記録参謀としましてはサンプルの方が有効ではないかと」
「捕虜か?」
「はい」
「そうじゃない!」
「何を?」
「新兵器違う違う」
「ありゃあ新兵器に決まってる」
「嘘つけ」
「何をーこの野郎!」
「やめんか馬鹿ものども」
「いやコンダのやつが」
「最初に始めたのはワレラの野郎で」
「あれは絶対敵の秘密兵器に決まってます」
「デタラメ言うな」
「お前こそ」
「何!」
「いい加減にせんか!お前たちの役目は済んださっさと下がれ」
「はい」
「はい」
「はい」
「この件については早急に手を打ちませんと、艦内の士気にも影響が」
「よい考えがあるのか?」
「あの連中に多少手荒な真似を加えることになるかもしれませんが」
「手荒な真似か面白そうだ。エキセドルお前の考えとやら部屋でゆっくり聞こう」
ナレーション 「まとわりつくゼントラーディ艦隊を振り切ることを断念したグローバル艦長は、電波管制を緩めた。
そして、敵の電波妨害も受けぬまま統合軍司令部に通信を送ることに成功した」
シャミー
グローバル
未沙
司令部
軍幹部




クローディア
グローバル
未沙
グローバル
未沙
「統合軍総司令部より返信が入電しました」
「総司令部より?早瀬君スピーカーから流してくれ」
「はい」
「総合司令部発マクロス宛どうぞ」
「グローバル君残念ながら敵の盗聴を考えると我が方の支援体制を教えてしまうわけにはいかない。
ただ、急ぎ戦力を整備中であるとだけは言っておこう。
幸いなこと、あっいや君たちにとっては厄介だろうが、何故か敵艦隊はマクロスのみを追っている。
これまでの長きに渡って敵を退けてきた経緯からして、君の言うほどの極端な戦力の差ではないと判断する。
出来うる限り敵戦力の消耗をはかっていただきたい以上」
「何よこれ!まるで何も分かって、あっすいません艦長」
「いや構わんよその通りだ。時間を稼げというわけか」
「艦長、なぜ敵は今回通信妨害を行わなかったんでしょう?以前はあれほどしつこく妨害していたのに」
「我々に関する情報を、少しでも得たいということだろうな」
「我々に関する情報」
柿崎
マックス

柿崎

未沙

未沙
柿崎

未沙



未沙
フォッカー

「ちくしょーうわ」
「一丁上がり」
「柿崎、マックスこれよりスカル本隊と合流するぞ」「柿崎、お前やられたのか?」
「なーに大したことありませんよ」
「ガンサイト1、こちらバーミリオンリーダーこれより帰艦する」
「こちらガンサイト1、バーミリオン小隊、まだ帰艦の時間ではないはずです」
「僚機に損害が出たんだ」
「損害?作戦行動が取れないほどなの?出来ればローテーションは守って欲しいわ」
「隊長、俺の方なら大したことないですから」
「黙ってろ!」「そのローテーションを何とかするのがあんたの役目だろ?帰らせてもらう」
「指示を無視する気?」
「早瀬中尉あんた士官学校で何習ってきたんだよ。
ここは大気圏じゃないんだぞ、ちょっとした損傷でも命を落す確率は馬鹿みたいに跳ね上がるんだ。
いつも自分は安全なところでぬくぬくしてるから外の厳しさなんか分かっちゃないんだろ!」
「今度はお説教?あんたも偉くなったもんね」
「よしたまえ早瀬中尉、今回は一条少尉の判断の方が正しい。
バーミリオン小隊帰艦を命令する。それから一条、お前も言い過ぎだ」
「了解」
カムジン
オイグル
カムジン
オイグル
カムジン
オイグル
カムジン
オイグル
カムジン
「威嚇射撃だと?おもしれぇやってやろうじゃねーか」
「大方エキセドルのやつの差し金でしょうよ」
「骸骨野郎が何考えてようが知ったこっちゃねーや。うちの船に…退役寸前のがあったな?」
「ええ、確かバクロレラ」
「なぁオイグル、ポンコツが撃つと照準が狂ってたりすることは良くあることだよな?」
「え?」
「で、こいつが威嚇射撃をやろうとして、敵艦に命中しちまうなんてーのも有りうる事だよな」
「しかし直撃すりゃ下手すると威嚇射撃どころか…」
「一発ぐらいこんなのがあった方が脅しが効くぜふふふふはははははは」
子供A
子供




シャミー

キム

ヴァネッサ

ヴァネッサ
シャミー

シャミー

シャミー
キム
ヴァネッサ
シャミー
自走電話

自走電話

ミンメイ

キム
シャミー
ミンメイ

キム

ミンメイ

ケント
ミンメイ
「うわはははははは」
「競争だ」
「プレゼントしたネクタイしてくれてるの?」
「うん勿論ほんとにどうもありがとう」
「うふ、うれしい」
「遅いな」
「誰待ってるの?」
「誰って…」
「ははーんデートかな?」
「まあね」
「待ちぼうけ?」
「いや、いま来たばっかり」
「ふーん」
「ねえその子美人?」
「う、うんまあね」
「へぇ、その子私たちよりも綺麗?」
「同じ、くらいかな」
「じゃあかなりの美人ね」
「ははやだ」
「ははは」
「何よ、あんたたちも入ってんのよ」
「一条輝さま、一条輝さま、一条輝さまいらっしゃいますか?一条輝さまですか?」
「おーいこっちだ」
「一条輝さまですか?」
「ああ」「もしもし一条ですが」
「輝ごめん」
「ミンメイ一体どうしたんだよ約束は一時って」
「ねえあの子見たことない?」
「ほらあれよ、ミス・マクロスで優勝した」
「歌のレッスンが長引いちゃってそこに行けそうもないの」
「歌のレッスン?やれやれまた今日もかい?」
「シャミー」
「ミス・マクロスになってから随分忙しくなっちゃったね」
「だってレコーディングが急に決まっちゃったんですもの。作曲家のケント先生が作ってくれたのよ」
「ミンメイもいよいよプロの歌手だね」
「ミンメイちゃんそろそろ始めるよ」
「はーい、じゃあまた今度ねバーイ」
「ふぅ」
ゼントラーディ兵A

未沙
グローバル
クローディア
ヴァネッサ
グローバル
クローディア
市民
未沙
ミンメイ
「カムジン艦隊作戦ポジションに集結完了。20スペリン後、攻撃開始します。
カウントダウンスタート4・3・2・1攻撃開始」
「小惑星カミールが全壊。敵艦隊の作戦行動と思われます」
「全艦B5配置」
「イエッサー全艦B5配置」
「2時45度より小惑星破片群接近中。両方向より高エネルギー急速接近中」
「ピンポイント・バリアー右舷に集中出力最大。緊急シャッター急速閉鎖」
「前方シャッター閉鎖完了」
「うぉぉぉぉぉぉぉ」
「続いて第2波急速接近」
「ああ」
カムジン
オイグル
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
エキセドル
未沙
グローバル
カムジン
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
未沙
グローバル
未沙
統合軍兵士
未沙

グローバル
未沙
「オイグル例のやつだ」
「バクロレラ主砲発射態勢に入れ」
「バクロレラが照準を中央軸に移しています」
「何!?」
「何!?」
「艦長、敵艦は意図的に狙いを外しているようですが?」
「これはやつらの脅しだよただの牽制球に過ぎん」
「撃てー!!」
「バクロレラ砲撃開始しました」
「んん」
「直撃が来ます」
「何?」
「命中します。ああ、バリアーが限界です」
「あああ」
「ああ」
「うああ」
「終わったか…」
「ああ、艦長小惑星の破片が」
未沙
グローバル
ヴァネッサ
グローバル
ヴァネッサ
グローバル
未沙
「艦長、観測班からの報告です。破片がマクロスから離れるまで5時間かかるそうです」
「うむ、ヴァネッサ君広域レーダーに切り替えてくれたまえ」
「イエッサー、はっ、艦長広域レーダーが作動しません」
「何」
「先ほどの攻撃により損害を被ったものと思われます」
「レーダー管制室からの報告は?」
「通信不能です。回線切断のもよう」
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「何とか持ちこたえたようだな」
「危ういところでしたなカムジンの奴いらぬことを」
「まあよい、おかげで次の行動がやりやすくなったわけだからな」
「それもそうですな」
「さて、奴らレーダーを失って手探りでも向かってくるかな」
未沙

「ああ、艦長、技術班よりの連絡です。広域レーダーの修復には10時間を要するとのことです。
なお、レーダーコントロールルームのメンバーは全員死亡」
ゼントラーディ兵A


ブリタイ
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
ゼントラーディ兵A
「射出開始します」
「ロシラン隊7メル後第3ポイント到達予定、
アルフェッタ隊10メル後第4ポイント到達予定、全隊12メルで配置完了します」
「解読の進行状況はどうだ?」
「完了しました。いつでも通信できます」
「全リガード配置完了後送信しろ」
「了解しました」
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア




クローディア
未沙
クローディア
未沙
シャミー
キム
シャミー
グローバル
シャミー
グローバル
シャミー
ゼントラーディ軍
通信
クローディア
グローバル

クローディア
グローバル
クローディア
グローバル
未沙
グローバル
「艦長どういう気かしら?マクロスを動かせば近距離レーダーが使えるようになるのに」
「敵がどこで待ち伏せてるか分からないのに、迂闊に動けないってことじゃないかしら」
「でも、敵の方からまた攻撃してきたら?」
「ここで戦うんだったら敵だってレーダーが役に立たないんだから五分五分でしょ」
「なーるほどそれもあるか。うちの艦長だてには年食ってないわね」
「は」
「どうしたの?はっ」

(輝「あんたはいいだろうよいつも安全なところで指示してるだけなんだから、)
(ここは真空なんだぞ大気圏と違って死ぬ確率は馬鹿みたいに跳ね上がるんだ」)

「未沙、未沙?」
「え」
「気分悪くなったの?」
「大丈夫、ちょっと滅入っちゃっただけ」(あいつの言う通りよね)
「えっと…こんなコードあったっけ?ねえキムどっかから訳の分かんない通信入ってる」
「艦長に回せばいいでしょどうせ司令部から何か言ってきたに決まってるわ」
「でも、電波の発信源が地球じゃないみたいなの」
「どうかしたのか?」
「統合軍じゃないところから通信が入ってるんです」
「スピーカーに流してくれ」
「はい」
「…ゼントラーディの名のもとに貴艦の降伏を命ずる。先ほどの攻撃はただの威嚇に過ぎない…
すみやかに降伏せよ…受け入れるなら…」
「これ敵の艦隊から?」
「もういい切ってくれ」(それにしても大したものだ、
電波管制を緩めてから数時間しか経たないのに地球語を解読するとはな)
「艦長、どう答えるんですか?」
「無視したまえわざわざ返事をする必要もあるまい」
「これからどうするおつもりです?」
「敵が新たな作戦行動に出るのは間違いないだろう。危険だがキャッツアイを飛ばそうと思う」
「艦長!」
「ん」

未沙
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
「それにしても俺たちが中尉の護衛に付くとはね」
「本当、何の因果かしら」
「旗艦方向に移動中」
「かかったな。予測地点へ向かえ」
柿崎

柿崎

柿崎
マックス

柿崎
未沙

未沙
「ちくしょう不意打ちなんてしやがって」
「柿崎追うな」
「え、しかし隊長」
「俺たちの任務は護衛なんだぞ」
「あっああ」
「隊長9時方向に敵ポッド4機確認」
「よし、柿崎は残って中尉を守れ、俺とマックスはポッドに向かう」
「そりゃないっすよ隊長」
「こちらはいいからポッドの方片付けて」
「護衛も無しに行動するなんて正気ですか?」
「自分の身くらい自分で守るわ。ぐずぐずしないで行きなさいこれは命令よ」
「了解。マックス、柿崎行くぞ」
ヴァネッサ
グローバル
ヴァネッサ
未沙
パイロット
マックス

未沙
パイロット
未沙
ゼントラーディ兵A
エキセドル
「艦長、キャッツアイが探査を始めました」
「敵の様子は?」
「岩石の破片が多過ぎて識別が困難です」
「もうちょっと移動しないと駄目ね。10時方向に進んで」
「了解」
「隊長、奴ら偵察機を繰り出してきました。こちらの行動奴らに筒抜けだったんじゃ」
「マックス、柿崎キャッツアイの方に戻るぞ」
「やっと抜け出したようね。岩の破片にしちゃ大き過ぎるけど」
「早瀬中尉後ろに敵が」
「はっ」「気をつけて、ああ」
「敵偵察機、事故を起こしたもようです」
「生存者がいれば捕獲しろ決して殺してはならんぞ」


未沙
ゼントラーディ兵A
未沙

ゼントラーディ兵B
ゼントラーディ兵C
マックス
柿崎
未沙

未沙
「キャッツアイ応答せよこちらバーミリオンリーダー、
キャッツアイ応答せよ早瀬中尉、早瀬中尉応答して下さい」
「はぁ」
「回収船、生存者を捕獲のもよう下後半格納庫へランディング中」
「一条少尉私のことは放っといて、もう間に合わないわ」
「マックス、柿崎下側から突っ込むぞ」
「のうぉ」
「うぁ」
「隊長早くしてください残弾が殆ど無いんです」
「俺の方も殆ど残ってません」
「あなたたち命令無視も甚だしいわよ」
「そんなこと言ってる場合ですか」
「ああ」
「頭に気をつけて」
ゼントラーディ兵A
ブリタイ
エキセドル
「敵兵下後半格納庫に侵入。捕虜を奪還しに来たものと思われます」
「ぬぅぅぅあああ」
「ああ、ブリタイ閣下」
マックス
柿崎

マックス
柿崎
マックス
「隊長、残弾0です」
「こちらもです」
「よーし、脱出するぞ」
「早瀬中尉早く逃げるんです」「なんて力なんだ。柿崎、壁をミサイルで撃て」
「何のために?」
「いいから早くしろ」
柿崎
未沙

未沙

柿崎
マックス
「隊長これからどうしましょう?」
「レーザーでエアロックを焼き切るのよ。早くしないとまた敵兵が来るわ」
「なるほど」
「感心するのは後にして早く降ろしてくれない?」
「ああ、こりゃどうも失礼」
「早瀬中尉にあっちゃ隊長も形無しだな」
「ほんと」
マックス

未沙
ブリタイ
「隊長、オーバーヒート気味です」
「よし柿崎と代われ」
「上手く脱出できればいいけど」
「うああああああああああ」
次回予告 敵の捕虜となった輝、未沙、マックス、柿崎の4人は太陽系を離れ、遥か宇宙の彼方へと連れ去られた。
そしてそこに見たゼントラーディ軍の真の姿は驚くべきものであった

次回、超時空要塞マクロス『ファースト・コンタクト』


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