超時空要塞マクロス
セリフ

ブービー・トラップ
ナレーション 「西暦1999年、宇宙より飛来した物体は全長1200mにも及ぶ巨大な宇宙戦艦であった。
人類のテクノロジーをはるかに超えるその戦艦からは異星人の姿こそ発見できなかったものの
地球外知的生命体の存在と大宇宙を戦場とする闘争があることは明らかであった。
ここに国家間の利害を超えた地球統合政府の樹立と墜落した巨大戦艦の修復が開始された。
統合政府の成立は決して容易な道ではなかった。
激烈な局地戦が世界各地で繰り広げられたのである。
しかし、その間にも戦艦の修復は着々と進められた。
やがて長く苦しい統合戦争も終わり地球は平和を取り戻した。
そしてついに異星の墜落船は人類の手で巨大戦艦マクロスとしてよみがえった。
墜落から実に10年の月日が流れていた」
町会長
市民
町会長
市民
町会長
市民
町会長
市民
「はぁあ…」
「あのどうしたんすか?町会長」
「いやな、朝晩見上げてきたあのマクロスもいよいよ今日で見納めかと思うとな」
「ほんとにあの山みたいのが飛んでいっちゃうんすかね?」
「わてらの商売どないなんのやろ」
「ん?」
「マクロス推進派の偉いさんや」
「進水式の式典に行くんすね」
高官

グローバル
「ふっふっふどうしたグローバル艦長二日酔いかな?
せっかく市民が君の艦の進水式を祝ってくれてるんだちょっとは答えてやらんか?な?」
「はっ?はぁ…」
ヴァネッサ
未沙
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア

未沙
クローディア
ヴァネッサ
キム
シャミー
クローディア
未沙
クローディア
未沙

未沙
「あっ早瀬中尉艦長が会場にお見えになったそうです」
「式典開始まであと15分何とか間に合いそうね。艦長今まで何をやってたのかしら?」
「宴会でもやってたんじゃない?地球防衛会議とか言って昨夜出ていったきり。んー狸親父」
「あなたじゃあるまいし」
「あら何のことでしょう?」
「フォッカー少佐との朝帰りちょっとした有名人よ」
「朝帰り?任務に影響ございません」
「あなたは良くっても少佐は後でマクロスの護衛に飛ばなきゃならないのよ?」
「ああ、あの人は一晩飲み明かしたぐらいじゃ何ともない
統合戦争の時二日酔いで5機墜としたって自慢してるんですもん」
「そんなこと言ったってもしものことがあったら」
「大丈夫私が保証するってそれとも何?あなた引き取ってくれる?あの人あげるわどうぞ」
「ふふふ、そうか中尉でも男の方に興味がおありなんですか」
「へぇ知らなかったわ」
「ひどいわそんな」
「ああ〜士官学校首席の早瀬中尉が」
「あなたね」
「ほらスクリーンが反応」
「ん、コース1057を接近中の小型機所属を知らせてください」
「一条輝招待ナンバー1021ですどうぞ」
「確認しましたフォッカー少佐の招待ですねコース1069に乗ってください」
「了解」
司会

フォッカー

観客
フォッカー

フォッカー
観客
フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー
「ただいまから最新鋭戦闘機バルキリー5機によりますアクロバットの演技が始まります。
解説は統合戦争のエース、ロイ・フォッカー少佐です」
「2番機4番機にご注目ください。彼らはこれから地上20mを時速950kmのスピードですれ違うんです。
機体と機体の間隔はわずか数メートル」
「はははは」
「はあ!輝!お前引っ込んでな」
「その声は、先輩!お久しぶりですお元気ですか?」
「何が元気だあの野郎」
「ははははははは」
「輝!何ノコノコ飛んでやがる!あ、あれ」
「えー招待状くれたわりには冷たいんだから」
「ああ」「誰がプロペラ機でうろちょろしろと言った」
「危なくなんかないすよ」
「ぬかせ大体いつも俺の後ろばっかり飛んでやがったくせに大きな口をたたくな」
「いつまでも後ろとは限りませんよ先輩」
「何?ああ」「あのバカ」「くそっもう」

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー


フォッカー
よっちゃん
ミンメイ
よっちゃん
ミンメイ
よっちゃん
ミンメイ
よっちゃん
ミンメイ
フォッカー
「先輩」
「お前いつの間に腕を上げ…じゃない!なんてことをしてくれたんだ」
「ブースト反転上昇教えてくれたのは先輩ですよ」
「来い!」
「ううぁ」「流石は軍のパイロット。皆さんお上手なことで」
「お前なアマチュア大会で2、3度優勝したぐらいでいい気になんなよ?」
「もう4回ほど付け加えていただけますか」
「7回ぐらいで威張るな。俺なんか統合戦争で180機も撃墜したわい」
「人殺し」
「ば、人殺したってしょうがないだろそれが商売なんだからよ」
「先輩は親父に約束してたんでしょ?戦争が終わったらチームに戻るって」
「君の親父さんにはすまないと思ってる。でもな一度戦闘機に乗っちまうと…
ま、お前も一度やってみりゃ分かるさ」
「変わっちゃいましたね先輩」
「んん」
「コーラ、コーラが飲みたい」
「ダメ買わないわよさっきジュース飲んだばかりでしょう」
「コーラ、コーラが飲みたい」
「んートイレが近くなるわよダメ」
「おしっこー」
「ほらもうこれだから」
「もれちゃうもれちゃう」
「んー大変」
「おほっぬほほ」
「変わってないのはこんなとこばっかり」
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
「この惑星か?奴らのデフォールドを探知したのは」
「左様であります」
「再フォールドした形跡は?」
「二度目の超空間跳躍は検出されておりません」
「うむ、しかし8ターム前と言えば奴らはこの星域を撤退中だったはずだ。ただの脱落艦かもしれん」
「否定は出来ませんな」
「先導艦を出せ」

フォッカー

フォッカー

フォッカー
「これがさっきの新型機」
「輝こいつを飛ばしてみたくないか?」
「いいんですか?」
「俺が後ろに座ってやるよ。どうだお前の嫌いな戦闘機だぞ」
「使う人間の問題ですよ」
「ふん減らず口が」
高官

士官

グローバル
士官
グローバル
高官
 
「マクロスがいかに人々の福祉の向上に役に立ち
かつまた人類の発展に貢献したかこのマクロスが発進した…」
「グローバル艦長宇宙空母アームド1より入電
月軌道上に重力異変と発光現象が探知されたということであります」
「重力異変に発光現象、10年前と同じだな」
「このマクロスのときと」
「ブリッジに行く」
「というわけでここにマクロスのグローバル艦長をご紹介させていただく…
お、おいどこ行くんじゃ艦長、艦長」
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア
未沙
クローディア
グローバル
クローディア
ブリタイ
クローディア
「な、何よこれ」
「どうしたの?」
「見て、修復前のシステムが勝手に動き出したの」
「ええ」
「はっ大変だわ発射態勢に入った」
「全システムカット」
「駄目全然効かない」
「ぬっどわ、何が起こったのだ」
「主砲が作動します」
「ふっやはりこの惑星に隠れておったのか。全艦に発令インファイトゾーンに突入する」
「艦内管制が、艦内管制が制御可能になりました」

フォッカー
「今の派手な祝砲ですね」
「まさかちょっと様子を見てくる。輝そこを動くな」
「先輩」
シャミー
未沙
グローバル
未沙
グローバル
未沙
クローディア
グローバル


シャミー
クローディア
未沙
グローバル
「スタークラスの暗号です」
「主砲ビームが月軌道内28万km地点で宇宙船らしきものを撃破さらに後続の宇宙船多数急速接近中」
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉははははははははははは」
「艦長」
「ふふふふふふ嵌められたんだよ我々はブービートラップだ」
「ブービートラップ?」
「ブービートラップ?」
「第二次世界大戦中ドイツ軍がよく使った手だ。撤退する時に目につきそうなもの
万年筆とか拳銃とかに爆薬をセットして置いていきそれを拾うとドカーンだ。
大方この船を落していった異星人が自動防衛システムのプログラムを仕掛けておいたのであろう」
「艦長!ブリッジは禁煙ですぅ」
「ああもう」
「シャミー」
「だっええい分かっておるわいくわえておるだけだ!全艦第一級戦闘配置」
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ゼントラーディ兵
ブリタイ
「何だ今の武器は」
「さぁもしや…」
「何だ?」
「いえまさかそんなはずが…」
「敵艦2隻接近今の武器を発射したものと思われます」
「もみ潰せ」「どうやら監察軍の連中ではないらしいな。奴らの間を突破する」
未沙

グローバル


未沙
フォッカー
未沙
フォッカー
「アームド2より入電アームド1大破撃沈2も小破。
敵艦隊は宇宙防衛ラインを突破し本艦に向かっているそうです」
「昨日の地球防衛会議でな今日このマクロスが宇宙へ発進してそう遠くない日に
異星人と遭遇することがあっても決してこちらからは撃つなという決定が出たばかりだというのに…
皮肉なものだ。全艦発進」
「了解全艦発進」「本艦は現在異星人と交戦中であるこれは演習ではない繰り返すこれは演習ではない」
「また戦争か二年ぶりだぜ」
「ゴースト隊発進終了」「フォッカー少佐バルキリー隊発進」
「了解」
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
エキセドル
ブリタイ
ゼントラーディ兵
「なんだこの規律性の無さはまったくの未開種族だな。ん?やはり監察軍の船を拾ったか」
「はて?私めの記録にあのタイプはありませんが」
「記録にない…記録参謀のお前にか?」
「それにこの星の兵器とも似ているようで…」
「お前まさか連中があの船を」
「修復したと考えられますな」
「バカなこんな未開種族が失われた技術を持っているとは信じられん」
「事実です。さすれば先ほどのミサイルも可能性が出てきますな。幻の」
「反応兵器」
「これは単純に殲滅するというわけには」
「ぬぅぅぅぅ」
「ジナール射出地点です発射します」

未沙

未沙

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

フォッカー

未沙

未沙

未沙
「ん…んんっ」
「VT-102号機展示機スポットのVT-102号機何故離陸しないの?」
「VT-102ってえ?え?」
「ふざけないで直ちに離陸しなさい戦争なのよ」
「離陸ったって滑走路が」「しゃーないなぁ行きますか」「うわぁぁぁぁぁぁ」
「こちらはスカルリーダー、セピア、モント小隊の各機に告ぐ散開してゾーン428の敵を叩き落せ」
「先輩フォッカー先輩どこにいるんですか?」
「輝か?お前いつから戦闘機乗りになったんだ?」
「冗〜談誰が戦闘機乗りなんかにうぁ…」
「おい!どうした輝」「大丈夫か?」
「何とか」
「落ち着け輝さっきの威勢はどこいった。なあ輝こうして並んで飛んでると昔を思い出すな。くぇい」
「そんな暢気なこと言ってる場合ですか」
「俺が前でお前はいつも後ろをちょろちょろ飛んでたっけ」
「言ったでしょいつまでも後ろじゃないって」
「よーしその意気だついてこい」
「うわぁあ」
「輝!くっそぉ」
「あ…あっちくしょー死ぬ時は親父みたいにスタント中にって決めてたのに」
「VT-102本艦との衝突コースに乗ってるわ回避しなさい」
「ダメだダメだよラダーもスポイラーもイカれちまってる」
「B体型に移せばいいでしょ」
「B体型って?」
「知らないの?そんなことって…いいからコーンソール左のBレバーを下げてACSを入れなさい」
「分かった」「あやぁ?」「うわっ」「助かった」「おお」


第1話は放映当時1時間スペシャルであったために次回予告がありませんでした
Next
Back
HOMEへ