機動戦士ガンダム 0080　ポケットの中の戦争

機動戦士ガンダム 0080　ポケットの中の戦争はガンダムシリーズ初のＯＶＡ（オリジナル・ビデオ・アニメーション）である。
また、この作品は富野由悠季監督の手から離れて製作された初のガンダムでもある。
1stガンダムを見た世代が製作したこの0080は派手な戦闘シーンこそ無いが、無慈悲なまでの戦争の悲惨さや
少年から見た戦争という視点が斬新である。ラストの悲惨な結末は少年アルを一回り大きくさせる。
ガンダムシリーズの中でも異色な存在であろうが、紛れもなく名作である。

ストーリー

宇宙世紀0079　1年戦争末期　地球連邦軍はニュータイプ専用ガンダム　RX-78NT1アレックスを開発。
そのガンダムを脅威と感じたジオン軍は特務部隊サイクロプス隊に破壊命令を出す。
しかしあと1歩のところで逃げられたサイクロプス隊は サイド6に搬入されたとの情報を受け、
戦死したアンディー・ストロースの代わりとして補充されたバーナード・ワイズマンとともに 破壊工作を行うべくサイド6に潜入。
そこでバーニィとサイド6に住む少年アルは再び出会う。
アレックスを奪取すべく強襲用MSケンプファーと共に連邦基地へと侵入したサイクロプス隊だが
バーニィの不用意な一言により作戦は失敗し サイクロプス隊はバーニィを残し戦死してしまう。
サイクロプス隊の失敗を受けてジオン軍はサイド6に核攻撃を加えるべく艦隊を発進させる。
一度は逃げようとしたバーニィだったが、アルやコロニーの住民達を助けたいと思い直しコロニーに留まる。
そしてアルと共にザクを整備し、アレックスと戦うのだった。