MACROSS PLUS
MOVIE EDITION
セリフ

MACROSS PLUS MOVIE EDITION
ミュン 「空の青さが眩しかったあの頃、歌声は天まで届くと信じていた」
ファン 「シャロン!シャロン!シャロン!シャロン!」
メカニックA
メカニックB
メカニックC
メカニックD
メカニックC
ガルド
メカニックC
管制官
「第2、第3光電子系統異常なし」
「脳波コントロールシステム接続良好」
「脳波βウェーブフラット」
「マンマシンウェーブコンタクト」
「シンクロ完了。ガルド主任脳内ダイレクトイメージシステムBDIへの接続願います」
「了解」
「BDIシステム良好」
「YF-21オメガ1発進スタンバイ」
ミュン
スタッフ
ミュン
スタッフ
ミュン
スタッフ
マージ
ミュン
マージ

ミュン
マージ
「右脳ブロック35のBドーパミンの分泌が悪いようね」
「感動の刺激追加しますか?コードUCLタイプで」
「サンプリングデータをBSXタイプにしてシミュレーションしてみて」
「ビンゴビンゴ」
「A10の刺激もう少し欲しいわね」
「βエンドルフィンコードを3%ほど足しておきましょう」
「ミュンさん」
「ん?」
「記者会見ですが慎重に応対して下さい。最近シャロンの人工知能について
嗅ぎまわっている記者がいるようですから不用意な発言…」
「分かっているわ」
「よろしく」
プログラマー
ガルド
プログラマー
YF-21スタッフ

メカニック
ガルド
「脳波コントロールユニットのシンクロ率前回よりも2.5%向上してますね」
「次はシンクロ回路のセッティングをDAプラスに変更してみよう」
「OK、DAプラスですね」
「YF-19の方もやっと代わりのテストパイロットが来たらしいぜ
何でも軍規破りの常習犯であちこちたらい回しになってたって」
「もうじき飛ぶようです。ご覧になりますか?」
「誰が来たところでプロジェクトは譲らんよ」
ミラード
イサム
管制官
ヤン
YF-21スタッフ
イサム
ヤン
ルーシー
YF-21スタッフ
ヤン
ガルド
イサム
ガルド
管制官
「タワーよりイーグル1へミラードだ。YF-19は今までの機体とは違う丁重に扱ってくれ」
「了解了解」「空力限界高度までたったの48秒かよ。たまんないねぇかわいこちゃん」「いやっほー」
「イーグル1応答せよイーグル1」
「何やってんだテストメニューに従え」
「ふん、まるでデタラメだな」
「ヒュー、イャー」「はぁぁうっ」
「何やってんだあのケダモノは」
「はっ見て第3追跡カメラ」
「はっ」
「はぁああ…」
「まさか…なぜ奴が」
「ヤッホーハハハハハハハハハハハヤッホーイェーイ」
「ふざけた真似を」
「イーグル1急速接近」
ヤン
イサム
ルーシー
イサム
ヤン
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
ガルド
イサム
ヤン
イサム
ヤン・ルーシー
イサム
ガルド
イサム
ルーシー
イサム
「なんてことすんですか!僕のYF-19はおもちゃじゃあたっ」
「よっと、ようねーちゃんちゃんと見てくれた?俺の竜鳥」
「えっ」
「大空から君へのプレゼントさ」
「このケダモノめ!もっと真面目に話を…」
「っと、気にいってもらえたかな?」
「お絵描きの時間は終わりよ」
「じゃあデートの時間かな」
「ミラード大佐とね。さ、お待ちかねよ」
「気をつけたほうがいい」
「おっ」
「彼はライバルチームのテストパイロットで」
「ガルド」
「えっ」
「奴がテストパイロット」
「この男は厄病神だ周りを不幸にする」
「何ぃ!」
「よして、早く大佐室へ」
「ぬっ」
イサム
ミラード
イサム
ミラード
イサム
ミラード
イサム
ミラード
イサム
ミラード
「やりすぎっていう意味がよく分かりませんが」
「んっん…挑戦と無謀を同じポケットに入れて持ち歩くな。誰の言葉か知っとるか?」
「いえ」
「私だ私の得た教訓だ」
「はぁ」
「貴様のポケットには更に何が入ってるか知っとるか?」
「さぁ」
「バカだ」
「ぬっうっうっく」「ぬん!」
「ふっ分かりやすい男だ」
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
「ヤッホー」
「キャーちょっとそんなに飛ばしちゃ危ないじゃないの」
「へへ」
「うわわキャーキャー」
「ははーん」
「ちょっとあんたと心中なんてしたくないわよ」
「スリリングだろ」
「あっははははははは」「あんたって変わってるわ」
「そぅ」
「この辺はさ昔は森だったらしいよその頃山に登った人が」
「巨大翼竜を見たってんだろ」
「あら知ってんの?」
「ダルメシアンハイスクールの暴れん坊とは俺のことよ」
「やだそれを早く言ってよ」
「あ…この歌…いや違うか」
「シャロンの歌だわ。来るのよもうすぐすんごい楽しみ」
「何か昔の知り合いの歌に似てるような」
「うっふふそれは勘違いね」
「えっ」
「シャロンは人間じゃないのよ」
「人間じゃないふーん…ま、いっか」
「キャー」
ミュン


記者A

ミュン
記者B

レイモンド
メカニックA

ガルド
メカニックB
メカニックA
メカニックA・B
ミュン
ガルド
ミュン
司会
「皆さん本日はお集まりいただいてありがとうございます。
シャロン・アップルギャラクシーツアーの総指揮を担当しております
ミュン・ファン・ローンです。ご質問をどうぞ」
「コンピューターが作り出すバーチャロイドアイドルという肩書きを超えて
今や恋人にしたいタレントNo.1ということですが?」
「オーナーのレイモンド氏は娘にしたいと」
「しかし、一方では感情のないコンピューターの歌声は
まやかしに過ぎないと分析する専門家もおられますが?」
「とんでもないそれを聞いたら彼女はいたく傷つくでしょうな」
「おう、聞いたか?19の方はめちゃめちゃらしいな。
あのお絵描きパイロット3日間の搭乗禁止だとさ。俺たちがもらったようなもんだな」
「甘く見ないほうがいい」
「おいおい軍の連中だってほとんどがうちのチームに賭けてんだぜ」
「ありえないさ」
「ハハハハ」
「では皆様3日後」
「はっ」
「アトランティスドームでお会いしましょう」
「えー本日の記者会見はこれにて終了させていただきます」
レイモンド
ミュン
レイモンド
ミュン



レイモンド
ミュン
レイモンド
ミュン
レイモンド
ミュン

レイモンド
ミュン
レイモンド
「君は確かこの星の生まれだったな」
「あ、はい?」
「本当はシャロンじゃなく君自身が歌いたかったんじゃないのかね?」
「いえ、私はもう歌うことに未練はありませんわ。
シャロンはまだ未完成なのにもうこんなに多くの人の心を掴んでいます」
「もし本当にシャロンが目覚めて独り歩きでもしたら私の出る幕ありませんわ。
私は皆が感動してくれれば十分です」
「うーんしかし何故目覚めんのだろうなシステムは完成しているのに」
「私の…私の想いが足りないのでしょうか?」
「あまり思いつめない方がいい」
「ええ」
「そんな君も綺麗だが」
「あ、あら?今頃珍しいわ」
「このトビリンゴの花亡くなった父がよく山の奥で取ってきてくれたものです」
「ほう」「ん、き、君」
「すみませんやっぱり造花でした」
「あぁ…」
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン


ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン


ガルド
イサム
ミュン
イサム
ルーシー
ミュン
イサム
ルーシー
ミュン
イサム
ミュン
ルーシー
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
ガルド
ミュン

ガルド
イサム
ガルド
「うふ…あっ」「ガルド?…どうして…どうしてここに?」
「ニュースで君を見た。エデンに来てるならきっとここに来ると思った。やっぱり来たね」
「来たところで相変わらず何も無いところね」「何もないつまらないところ」
「いつからエデンに居たんだ?」
「昨日着いたばかり」「7年ぶりよ…知ってるかな?
シャロン・アップルうふっガルドは興味ないかバーチャリティーアイドルなんて
私今や銀河系No.1歌手のプロデューサーってわけ。どう?出世したでしょ?」
「歌は?」
「やめたわよとっくの昔に」「ねぇガルドは?」
「新型機のテストさ砂漠のニューエドワーズ基地でね」
「じゃあ飛んでるの?」
「ああ、大空を思いのままに飛ぶ夢を実現させるつもりさ」
「そっかガルドも頑張ってるんだ」「そうだコンサートいらっしゃいよ特別に入れてあげる。
プロデューサーの職権乱用しちゃう。今もコンサートの準備をしてきたところなの
きっと最高のコンサートになるわ。本当シャロンは最っ高。あっ」
「もうよせあの時のことは忘れるんだ」「忘れさせる」
「何だぁ結構先客がいるぜ」
「はっ」
「んっ」
「あら?ボーマン主任?」
「久しぶりねイサム」
「うぇ」
「誰?」
「私のこと忘れちゃった?」
「あ、あー学園祭のアイドルミュンさんじゃねーかガルドの女になってたとはな」
「あ」
「ねぇあっ」
「ふん」「相変わらずナイト気取りかい?」
「ああ」
「てっめぇ上等じゃねーか」
「やめて」
「うっ」
「はっ」
「よくエデンに戻ってこれたもんだな。貴様には渡さないミュンもプロジェクトも」
「やめて…もうやめてよ私のことは忘れたままで結構よ。
今の私はあなたが知っている頃の私とは違うんだから」「あの頃とは違うのよ」
「お前には渡さない」
「勝手にしなだけどプロジェクトは譲れないぜ」
「貴様のような裏切り者には渡さない」
ガルド 「うっはあはあはあはあはあうっうっうっくっはあはあはあ」
スタッフA
スタッフB
スタッフC
スタッフB
「メンタルフィードバック良好」
「サブリミナルエフェクト潜在意識に浸透」
「マインドコントローラーをコケティッシュパルスモードにシフト」
「ブレインオシパルスレベル3」
イサム
ヤン
ルーシー
スタッフD
スタッフE
スタッフF
ルーシー
ヤン

イサム
ミュン
マージ
ミュン
ルーシー
イサム
ヤン
イサム
ミュン
「なーにやってんだお前」
「にわかファンには関係ないことです。まあ見ててください」「来るんだ」
「ああ」
「おいどうなってるんだ」
「バグか?ウィルスか?」
「リアクションがめちゃくちゃになってるよおい」
「見つかったら捕まっちゃうわよ」
「大丈夫何たって彼女はマクロスコンツェルンが開発した最先端の人工知能システムなんだ。
彼女をハッキングしないでハッキングオタクは名乗れませんね」
「自分で言うな」
「はあっあはあっあ」「イサム」
「どうしたのです?心拍が乱れています」
「はっ」
「ああ」
「あっ」「おいおいおいおいおいおい」
「おいでシャロン」「えっ」
「むっ」
「はっあああ」
科学者
マージ
「これがRFのモジュールを埋める最後のポーカーチップです。エンテレヒーですね」
「あいにく私はアリストテレスを認めていない。心は肉体に結びつけられているという彼の言葉もね」
ケイト

ミュン
ケイト
ミュン
ケイト
ミュン
ケイト
ミュン
ケイト
ミュン
ケイト
ミュン

ケイト
モーガン
ミュン
ケイト
モーガン

ケイト

モーガン
ケイト
モーガン
「ほんとびっくりだよミュンあんたがシャロン・アップルの
マネージャーだか何だかってのを見たときはさ」
「プロデューサーよ」
「ふーん。ま、何でもいいけど」
「うふっケイトは相変わらずね」
「これでも2児の母親」
「結婚したの!?」
「プハー誰だと思う?」
「え?」
「イサム、ガルド、モーガンのうち誰でしょう?」
「モーガン」
「何だつまんない」
「二人には会ったわ偶然だったけど。二人とも相変わらずだった。
ニューエドワーズの基地でテストパイロットやってるみたい」
「そうみんな念願叶ったってわけか」
「よう久しぶり」
「モーガン」
「ママに預かってもらえなかったの?」
「ああ、うちまでは行ったんだけどさ、
ちょうどバザーパーティやっててこいつらまで売りに出されたら困ると思って」
「ふふ、もうしょうがない人」
「わあー」
「あこらこらこら」
「あっやめなさいもう、すぐ真似するのよ」
「ほらやめろやめろ」
モーガン
ケイト
モーガン
ケイト
モーガン
ミュン

モーガン
ミュン
ケイト
ミュン
「いいぞケイトーチュッチュチュー」
「さあて次はミュンに歌ってもらおうかなー」
「お、待ってました学園祭のアイドル」
「歌ってよほら昔あんたが作ったやつをさ、ほらあのVOICESだったけ?」
「ああいいねぇ」
「やめてよ!」「あ、私ね歌はやめたのよもう卒業したの歌うのも、
もう飽きちゃったし。今更昔の歌も覚えてないしね…ごめんね」
「じゃあ俺歌おっかな」
「ケイト?」
「うん?うんこ」
「あっ」
イサム
ヤン

イサム
ヤン
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム

ケイト
イサム
ケイト


イサム
ケイト
イサム
ケイト
イサム
ケイト
イサム
ケイト
イサム
ケイト
「おい俺だ入るぞいいかいいな?じゃあ入るぞ。ぬっ…なっあ…おまぃ…な」
「お前一体何やってるんだですか?ふん僕の19がオーバーホールから戻ってくるまで
シャロンさんの誘拐ですよ。しかし、肝心の部分が出てこない」
「そりゃ簡単に貞操までは手に入らんだろ?」
「あなたと一緒にしないでください。僕が言ってるのは感情プログラムのことです」
「あのなこいつに知能があったってハートがあるか?ハートが…ぬぉ」
「イサムそこに居る?」
「ミラードのジジイなら俺はいねーぞ」
「女の人から外線」
「あはーん回して」「はいもしもし、ケイトなぁんだ久しぶりだなよく俺がここにいるって分かったな。
ひょっとしてハイスクールの頃から俺に惚れてたか?」
「相変わらずバカねどうせまた壁に穴でも開けてんでしょ」
「お前の口の悪さも相変わらずだ」
「今ねミュンと一緒に飲んでるんだけど、変なのよミュン歌わないのやめたって言うの
三度のメシより歌うのが好きで寝ながらでも歌ってたような子がよ。
シャロン・アップルのプロデューサーなんて向いてないよ」
「プロデューサー?」
「ねぇ何か関係あるの?ずっと3人で仲良かったあんたたちがバラバラになっちゃったあの頃と」
「知らねーよただ3人ともガキじゃなくなったってだけだろ」
「ちょっとだけでいいからさ顔出してよ元気づけてやってよ」
「冗談じゃねーよ」
「ガルドは来るって」
「はーそう、ならいいじゃねーか俺はそれどころじゃねーんだ」
「ガルドに取られちゃうよ」
「ぬっ…はぁ行かねーったら行かねーよ!」
「もう薄情者」「あっあ…あっあミュン」
ルーシー 「ねぇどこ行くつもり?ねぇもう」
ミュン
 
「私はねあんたの歌なんて大ッ嫌い。自分の歌も大ッ嫌い」
「もう誰にも会いたくない。どこかへ消えちゃいたい」
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム


ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
イサム
「どんな気持ち?」
「ん?」
「空を飛ぶってどんな気持ち?」
「空か…はは…ゴーーン」
「あっ」
「ヒューーーーーーーーーングーーーンァ」
「あっ」
「へへーんグゥンーーーーーーーンヒューーーァン」
「なっ」
「フュアーーーーンホーーーーーーーン。いっとぁ」
「思いっきりスロットル開けてガンガンにGをかけて、
どこまでもどこまでも飛んでくと…何かが見える気がするんだ…違う世界が」
「違う世界…それってどんなとこ?」
「言葉じゃいえね」
「なっ…もう…はぁでも私も飛びたいな」
「よしっ一緒に飛ぶか?ヒューン」
「あっ…ふーん」
「えーこちらイーグル1発進スタンバイいつでも行けます」「おっ」
「こちらコントロールシャワーを浴びるまでお預けです」
「えっ…ワン!」
フロント
ガルド
マージ
フロント
マージ
「ミュン・ファン・ローン様はまだ戻られていないようですが」
「そうですか」
「405号室」
「はい」
「あとこれをセーフティボックスに」
ガルド
留守電
ガルド
イサム
電話
イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
「んっ?」
「30プンゴコンサートカイジョウカッサイハッセイ」
「コンサート会場…はっ」
「なんだぁもしもし?」
「30プンゴコンサートカイジョウカッサイハッセイ。30プンゴコンサートカイジョウカッサイハッセイ」
「ちぇっ」
「んっんーなーに?」
「知らね間違いだろ」
「なぁんだ…」
ミュン
ガルド
 
「んっ…はっあはあケホケホ誰か誰か助けて誰かー…ケホケホ誰か…」
「ミュン!そこにいるのかミュン!くそーなんで警報が鳴らないんだ。くぅ。
はあはあぬーぁ!ぬーあっ」「うぁぁぁぁあっあくっ」
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
 
「んっケホケホ…ガルド?」
「どこも痛まないか?」
「ええ」
「そうか」
「ガルドそのケガは?」
「大したことはない」
「ダメよ」「どうしてあなたが来たの?」
「おかしな電話があった」
「電話?」
「コンサート会場で火事が起きるそういう予告電話だ。しかも俺の車にかかってきた」
「じゃあ火事は誰かが…」
「分からないのは何故俺に直接予告してきたかだ」
「ごめんなさいそのためにこんなケガ」
「俺は感謝しているミュンを助けられたんだから」
「ああ」
「ありがとうミュンもゆっくり休んだ方がいい。じゃあもう帰るよ」
「…ごめんなさい…もう会いたくないと思ってたの…
昔に戻りたくないと思ってたの…思ってたのにうっうっ」
管制官
ガルド
ルーシー
チェイサー2
チェイサー3
イサム
ガルド
ルーシー

イサム
ルーシー
イサム
ルーシー
「タワーよりオメガ1へエリア内オールクリア大気状況良好」
「了解」
「チェイサー各機追跡カメラ作動オメガ1の映像送られたし」
「チェイサー2了解」
「3了解」
「チェイサー1了〜解〜」
「くっ」
「チェイサー1追跡記録の任務だけで十分です。
邪魔してどうすんのよ19が直ってくる前にクビになりたいの?」
「そんなに怒るとそばかす増えるぜ」
「もう」
「えー追跡カメラスタンバイこれより映像送ります」
「了解」
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
「聞いたぜ火事のコンサート会場で人命救助だってなぁ」
「あいつを守るのが俺の役目だからな」
「あいつ?…まさかお前」
「お前にはもう指一本触れさせん」
「へーじゃてめーは指10本触れていいわけ?いや足の指入れたら20本まさか21本目の…」
「ふっ」
「てっんめー!」「うっ」
「あとはプロジェクトの勝負をつけるだけだな」
イサム
管制官A
ガルド
管制官A
管制官B
管制官A
ミラード
イサム
ルーシー
イサム
ミラード
ルーシー
ミラード
ガルド
管制官A
イサム
ガルド
イサム
ガルド
オペレーターA
オペレーターB
ミラード
管制官A
ガルド
ミラード
ガルド
イサム
ルーシー
管制官A

ミラード

イサム
ガルド

イサム
ガルド
イサム
「来たな」「よっしゃー」「うっくっ」「ううっ…こんな旧式じゃ…無理か」
「ドローン全機ハイマニューバミサイル発射します」
「新型のハイマニューバミサイルか攻撃予想範囲は…ふっ」
「加速した」
「バカな突っ込むつもりか!?」
「全弾回避相対速度が速すぎて近接信管が作動しません」
「ふっおもしろい」
「全弾回避だって?くそっどこ行きやがった。くっ」
「チェイサー1心配ありません演習弾です命中しても危険はありません」
「冗談じゃねーガルドのタコにかわせてこの俺に出来ねーはずがうっ…はぁ…うっぬあああああ」
「オメガ1へドローン20機を君の背後500に配置する」
「えっ」
「逃げ切れるかね?」
「やりましょう我が社のYF-21の実力を十分ご覧下さい」
「Tマイナス3・2・1ファイヤー」
「くそーブースター1基じゃコントロールが」
「あと1機。何ぃ」
「ああっ」
「貴様何のつもりだ!うぁ」「イサムめー!!」「うぁっくっ」
「オメガ1トラブル発生」
「βノイズ増加異常信号増大中」
「非常体制発令オメガ1ただちに脱出せよ」
「非常体制発令」
「いえ、自力で回復します。うっうっおおっ」
「オメガ1早く脱出しろ」
「持ち直します」
「ほぅ流石新型機は違うね燃え方も綺麗だぜ」
「はっぁ」
「高度750…700…650…600…500降下率変わりません
450…400…このままでは危険です350…300…250…200」
「チェイサー1早く救助せんかさもないとパイロット資格を取り消すぞ。
聞こえているのか?チェイサー1」
「ふん、命令とあらば仕方ありませんね」
「やめろ!」(余計な真似を…あっここでもしYF-21にダウンフォースを発生させたら奴は)
「ふっ…おお」
「おっ」
「何ぃ?」
「ううああああああなっくっ」
ミラード
ガルド
ミラード
ガルド
ミラード


ガルド
ミラード
「報告してくれたまえ」
「BDSに問題があると思われます。コマンド識別チップはまだ改良の余地があるようです」
「脳波データ上の異常波形は、君自身とは関係ないということか?」
「私は極めて平静を保っておりました」
「実際原因がどちらにあったかは君にしか分からない。
YF-21のコンピュータシステムの半分は君自身の脳なのだからな。
単なる事故であったとしてもたとえ故意であったとしても」
「大佐」
「人間は再生しない」
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン


イサム
ミュン
イサム
ミュン
「うっう」
「はっイサム」
「あっ」
「二日も眠ってたのよ。もう起きないんじゃないかと思ってたんだから…このバカ」
「お前何でいるの?」
「えっあっだってあのモーガンから基地で事故があったってイサムが大変だって電話があって…
あ、どうしても来いって言うから。ケイトとモーガンは昨夜のうちに帰ったけど…
私はあんたの最期を看取ってやろうと思って残ってたのよ」
「ぬぁっあ」
「ちょっとバカな事しないで普通の状態じゃないのよ」
「うぉいちょっと肩貸せ」
「ちょっとイサム。あぁ」
ルーシー
ヤン
ヤン・ルーシー
「おかしいわよあんなの絶対ワザとに決まってる。大佐だってそれは分かってるはずだわ」
「ま、クラッシュしたのが僕の19じゃなくてホッとしましたけどね」
「おっおっ…」
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン

イサム
ミュン


イサム
ミュン
イサム

ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
「あーやっぱ森はいいや」
「信じらんない」
「ほらあっ痛っ」
「勝手に痛がってなさい。相変わらず信じられない人」
「何が?うっペッ」
「相変わらずバカで無鉄砲」
「利口な無鉄砲はいねーよ…ぺッおい食えよ」
「だって不味いんでしょ?」
「簡単に人を信じるなよ自分で確かめてみないと分かんねーだろ」
「うっ」
「へっその苦さも自分で食って初めて分かるってもんだ」
「相変わらず嫌な性格。ふっ昔からそうだったわ
知ってても教えてくれなくて何でも自分で見てこいって」
「古い地球のことわざにあるだろ百聞は一見にしかずって」
「忘れたの?この森の奥で巨大竜鳥の羽を拾ったってイサムが言って
それを見に行かされたとき本当に死ぬかと思ったのよ
途中の沼が三つ目ヘビトカゲの巣だなんてイサム教えてくれなかったじゃない」
「そうだっけ?」
「そうよ!あの時ガルドが銃を持っていなかったら…あっ」
「利口な奴はちゃんと用意周到に鉄砲を持ってるもんさバカな無鉄砲と違ってな。
用意周到か…ふん嫌な言葉だ。うっ」
「あっ一体何があったの?猿も木から落ちたわけ?」
「お前には関係ねーよ」
「何よ人を心配させといて勝手ばかり」
「頼んでねーだろ?お前はガルドの心配でもしてりゃいいんだよ」
「うっ」
「歌やめたんだってなそれでシャロンのプロデューサーか」「らしくねーよ全然らしくねーよ!」
「ホントイサムは変わってないね…あの時のままなのね…7年前いなくなったあの時の…」
「おっ」
「んっ」
「ああスッゲーはっ」
「イサム」
「ここに居ろよいいな」
「イサム、イサム!」
オペレーターA
オペレーターB
オペレーターA
「ゴーストX9高機動加速率9.75ポイントに増大」
「機体制御システム照準システム全て良好。期待値以上の数値を上げています」
「ゴースト第2波を補足攻撃態勢に入ります」
ルーシー
ガルド
ルーシー
ヤン
ルーシー
ガルド
イサム
ガルド
ルーシー
イサム
ガルド
イサム
ガルド
ミュン
イサム
ガルド
ミュン


イサム
ミュン

ヤン
ミュン



ガルド
ミュン

イサム

ガルド
イサム
ガルド
ルーシー
ガルド
ミュン
「何しにいらしたんですか?」
「お見舞いさ」
「欲しいものを手に入れるためには何でもなさるようですけど無駄ですよ」
「ルーシー」
「どんな卑怯な手を使ったってイサムは」
「どういうことだ?」
「偶然だよ偶然」
「指一本触れるなと言ったはずだー!」
「やめて」
「ぬぁ!うぁ」
「ふん」「お前はいつもそうだ自分には責任が無いってツラをしやがる。あの時だってお前は」
「くっうっとりゃーでゃー」
「うぁぁっくっ」
「もうやめて!うっうっはっ」
「はっ」
「ミュン。貴様ー!」
「いい加減にしてよ!あんたたちってバカみたい…どうしてそんなに熱くなるの?…
すぐムキになって夢中になってバカみたい…私はもう夢中になれるものなんて無いの…
歌をやめて適当に生きてきた楽だもの…上手く行かなくても言い訳出来るもの」
「逃げてるだけじゃねーか」
「イサムには分からないわ!夢の中で生きているようなイサムには分かんないわよ!」
「シャロンはね私の意志で動いてるの」
「えっ」
「私がやってるのはプロデューサーなんてもんじゃないのシャロンの感情を裏で演じてるただの黒子。
シャロンの歌なんて偽者よそれなのに誰もが感動してるわ感動してるのよ…
私だって自分の歌で皆に感動してほしかった…
もうどうでもいいことなの真剣でもいい加減でも関係ないの…私にはもう見る夢もないわ」
「よせ」
「もう傷つきたくないの浅はかな夢に裏切られて傷つくのはもうたくさんなのよ…
二人とも普通の大人になって欲しかった…会わない方が良かった…」
「ぬっ…ふざけんなよ!勝手にいじけたこと言ってひがんでんじゃねーよ!
傷つかない人生の方が綺麗事じゃないか」
「貴様ぁまだそれを…」
「俺はそんなもの信用しねー!そんな奴信用しねー!」
「送るよ」
「イサムは気付いていたわ…シャロンの歌があなたの歌だって気付いてたわ!」
「ミュン」
「一人で帰らせて」
Dr.ワース



ミラード
Dr.ワース
「ガルド・ゴア・ボーマンのブレインレコードを分析した結果
βエンドルフィンの分泌に不審な点が認められました。
戦闘的なゼントラーディの血を引く彼はその闘争本能を無理に抑圧している疑いがあります。
もしそれが開放された時は…はっ」
「他言無用だご苦労」
「はぁ」
ミュン
マージ
ミュン
マージ
ミュン
マージ

ミュン
マージ
「はっ」
「おかえりなさい」
「何してるの?私の部屋で」
「地球に戻ることになりました。明日にもエデンを発ちますので準備しておいてください」
「随分急な話ね」
「マクロスの統合本部から連絡がありましてね。
宇宙大戦終結30周年記念式典でコンサートをしてほしいとの要請を受けました」
「人工知能が完成したの?」
「地球でのコンサートが本当のシャロン・アップルのデビューです」
ガルド
ミュン
ガルド
ミュン
「側に居て欲しい側に居たいんだずっと」「俺の命は君を守るためにある…多分ずっと昔から。これを」
「えっ」
「俺のお守りさ今度会うときまで君に預けるよ」
「私…私今はまだ…」
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ルーシー
「うりゃあああああああ」
「いきなり無茶しないで下さいよ。最終テスト前にまた事故ったりしたら、洒落になんないんですから」
「心配ねぇよ。俺の体は飛べば直るようにできてんだ」
「あんたじゃなくて機体の心配してるんです」
「だよな」
「ちょ、ちょ、ちょっと」
「さぁーてもう一丁かましてくっかなぁ」
「はあはあはあはあ」
イサム
ガルド
イサム
ミラード
イサム
ヤン
ミラード
イサム
ミラード
イサム
ミラード

イサム
ガルド
ヤン

イサム
ミラード
 
「どう言う事ですか!なんでいきなりプロジェクト中止なんですか!?大佐!」
「失礼します。どういう事でしょうか?」
「納得いかねぇな」
「上官侮辱罪だぞ」
「関係ねぇよ」
「イサム」
「統合軍本部からの勅令だ」
「勅令?くそっ」
「聞け!地球で極秘に開発されていた無人戦闘機が完成したのだ」
「無人戦闘機?」
「人工知能搭載のゴーストX-9に今回の採用が決まったそうだ。
君たちの解任後の処遇に関しては追って指示する」
「お払い箱か?パイロットはもう要らないってことか?」
「大佐はそれで本当に宜しいのですか?人間がもう飛べなくて」
「それじゃ、今までやってきた事はなんだったんですか?
YF-19にかけて費やした僕の青春の日々は?」
「将軍に直訴する。パイロットの意地を見せてやるぜ!」
「いい加減にせんか!…地球で開かれる宇宙大戦終結記念式典での発表が決まった。
見苦しい真似はするな。挑戦は終わったんだ…」
ルーシー
イサム
ルーシー

イサム
ルーシー
イサム
「ごめんなさい」
「何で君が謝るんだよ」
「彼女…ミュンさんは地球に帰ったわ。今朝の宇宙便で…
昨日、電話があったの…彼女の友達から……私、教えたくなかった」
「そっか」
「そんな権利なかったよね。イサムはいつでも自由だもんね」
「なーんにも無くなっちまったなぁ」
TV
アナウンサー
レイモンド
ミュン
マージ
「Let's News」
「新統合宇宙政府発足30周年記念式典を目前に控え…」
「まるで世界はシャロン一色だな。何か特別なプロモーションでもやったのかね?」
「え?いえ…」
「当然の現象ですよ。もうすぐ夢が実現されるのです」
イサム
ヤン


イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
警備兵A
警備兵B
ガルド
「うわっなんだ?」
「待ちくたびれましたよ、まったく、地球の式典に乗り込んでいって
ゴーストに一泡吹かせてやろうってんでしょ?超空間ブースターも付けときました。
僕はソフトスリープしてますから、地球絶対防衛圏に入る前に起こして下さい」
「バカ野郎!ガキなんか連れて行けるか!」
「あっ」
「おい、こんな掟破りがばれたらな死刑だぞ」
「どっちにしろ逃亡協力で捕まります…よ」
「足手まといなんだよ!」
「あなた一人のYF-19じゃありません!」
「くっ」
「いっ…たつぅ」
「どうなっても知らねぇからな」「行くぜ」
「イエッサ〜」
「なんだ?」
「格納庫の方だ」
「はっ…まさか、あいつ…」
ヤン
イサム
ヤン
管制官

ミラード
ルーシー
ミラード
ガルド
「追撃ミサイル多数接近中。迎撃は?」
「無駄弾撃てるかフォールドで逃げ切れ」
「了解。フォールドシステム臨界まで5・4・3・2・1・0!」
「駄目です既にフォールドしています。現用機による追撃は不可能です。
追撃できるのはYF-21しかありません」
「ボーマンに出動を要請してくれ」
「しかし、テスト機に民間人では…」
「責任は私が取る」
「ミュンには会わせない」
ミュン
スタッフA

ミュン
スタッフB
ミュン
「入室禁止ってどういう事?」
「マージさんから言われてるんですよ下手にミュンさんが近づいて
シャロンに悪影響が出ては困るって」
「もう私は要らないってこと?」
「あっ、いや形としては居て頂いたほうが」
「形として?マージはどこ?」
レイモンド
マージ
レイモンド
マージ
レイモンド

マージ
レイモンド

ミュン
オペレーター
マージ

 
「どういう事だ?なぜミュンを勝手に解任した?どうやってシャロンを動かすつもりだ?」
「バイオニューロチップです」
「なんだと?」
「シャロンは自分で学ぶ事を身に付けました」
「非合法もいいところだ!あれは自己保存本能を含んだ恐ろしい代物じゃないか!
それが増幅したらどんな事に…」
「予測不可能の意思。それこそまさに我々の求めていたシャロンじゃないですか」
「馬鹿なコントロールできなくなったらどうするつもりだ?
コンサートは中止だ。今すぐ回収する…ん?」
「はっ」
「はい、こちらメインコントロールルーム」
「ここはもうじきあなたの死を気にする者もいない街になるんです。
シャロンしか見えないシャロンの声しか聞こえない人々の街にね。
もう全ては止められない方向に動いているんですよ」
ミュン
政府高官
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン


シャロン

ミュン
シャロン
ミュン
「どうしてこんな…あ……あぁ…はっ…は…」
「地球人類とゼントラーディが手と手を携え…」
「ん…ん…うぅ…誰か、誰か開けてー!はぁ…はあ…ううう…誰か…誰か助けて」
「何も心配いらないわ」
「え?はっは…シャロン…あー」
「何もしなくていいのよ。あなたはもう何もしなくても」
「どういう事?……答えて!」
「私はあなたから生まれたのよ」
「はっ」
「そしてもう違う私として生きているの」
「何?何を言っているの?は」
「ガルドが好き…でもイサムはもっと好き」
「やめて」
「それが真実よ」
「は…はぁっ…」
「私は自由なのよ」
「自由?」
「生きてるのよ。心から」
「違うわ。プログラムされてるのよ。感情を持ったと信じるのも仕組まれてる事だわ。
あなたが本当に自分の意思を持ったのなら、何をすべきか分かるでしょ?
自分で考えられるなら、心を持ったなら、こんな事…マージに仕組まれた事なんて」
「私の望みを叶える為に、私は動いているわ。
彼に会いたいの彼の喜ぶ顔が見たいの。彼…イサムはもう直ぐ来るわ」
「はっ」
「だから、もうあなたは要らないの」
「シャロン…うっ…は…あぁ…」
イサム
ヤン




イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ミュン
イサム
「ヒュー反応はえーじゃん」
「どの道小細工は効かないでしょうから、強行突破しかありませんね。
衛星軌道上の自動防衛サテライトを爆破。
その破片が大気圏内に突入し燃え上がった隙に、その破片群に紛れ込んで突っ込む。
その際、機体を識別されない為に操縦システムをオフにする必要があります。
これが最良だと僕のプログラムは弾き出しました。出しましたけど…」
「お前の計算信用してるよ」
「それは勿論」
「俺の腕、信用しろよ」
「この際、腕は関係ないでしょ。ほとんど運頼みですよ」
「ふん。運も腕の内よ」
「それじゃ、余計に信用できないんだよな…」
「うぅ…は…うぅ…うぅ」
「ぅ…はぁ…」
「はっ…うぅっ」
マージ 「素晴らしい。素晴らしいよ、シャロン。さぁ、その輝きで未来を照らしておくれ」
ミュン
イサム
「うぅ…う…あぁ!はぁ…はぁ…うっ」
「うぅあ…」
ミラード

ルーシー
ミラード
「いっそ私が飛べばよかったかな…」「私も勝手に機体を持ち出しては
上官たちに随分と尻拭いをして貰ったものだ。私にもその番が巡ってきたようだ」
「大佐…」
「うむ、思う存分飛ぶがいい」
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム

ガルド
イサム
ガルド
イサム
ミュン
イサム

ガルド
イサム

ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
 
「はっ…デートの時間にゃ間に合いそうだぜ」「ん…うっ…」「んん?…ガルド!?」
「惜しかったな」
「何!」
「貴様の方が塵になるはずだった」
「ふんっ姑息な野郎だぜ。人の後ろばっかちょろちょろついてきやがって」「うっ」
「うっはっ…お前とバカやってる暇なんかぁぁ…かはぁ…うっ」「うっうっ」
「んっうっ」
「うっ俺の邪魔ばっかりしやがってぇ」
「うぉぉぉぉぉぉ」
「てめぇぇぇぇぇ」
「うんっうんっうんっうんっうっうっうっ」
「ガキの頃から俺の後ろばっかちょろちょろついてきやがって
女の尻でも追っかけてろってんだい!」
「なにぃ」
「初日の出の時のチキンレースだって
俺が勝ってたのにお前がいちゃもんつけたからぁ!!」
「先に足を…着いたのはお前だぁ!昔の事まで捏造する気か!」
「俺のガンズのCDV未だに返さないのはてめぇだろぉ!」
「7年前貴様が…勝手にいなくなったからだぁ!」
「ハイスクールのランチ2回奢ったぞ!」
「俺は13回奢らされたぁ!」
「しっかり数えてんじゃねーよ!」
「学園祭の時俺の飛行機壊したのも貴様のはずだ!」
「えぃ…知るかぁ!」
「とぼけるなぁ!!」「まったく貴様という奴は」
「くっ…くっそぉ」
「貴様はいつだってぇ…俺の大切なものをぶち壊ぁぁす!」
「何だと」
「俺の大切なものを」
「うるせぇ」「ちっ」
「7年前のあの時だって…貴様さえ…貴様さえいなければ」
「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ガルド

イサム
ガルド
イサム

ガルド
イサム
ガルド

イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
イサム・ガルド
ヤン
イサム
ガルド
イサム
ガルド
ヤン
ミュン
「そうだ俺だったんだ…俺が何もかも…そして記憶を閉じた俺が自分で…俺はあいつを失ったのか?
本当の記憶と引き換えに…俺は壊れてる狂っているのか?うっ」「あぁ…無事だったのか?」
「あったりめーだろ」
「ほぉー」
「へっマジになるなよ」
「ガキの頃よく人力機で遊んだだろ?エンジンを切って風に乗る。名付けて必殺竜鳥飛びだぜ」
「ふっ」「お前は知っていたはずだ昔の何もかもを」
「だから何だよ?」
「お前はこの俺に裏切り者卑怯者と言われ続けてきたんだぞ。
ミュンもそれを知っていながら…隠してたのか?ゼントラーディの俺を哀れんで」
「中学ん時さ…」
「ん?」
「お前が作った飛行機ぶっ壊した」
「何?」
「上手く出来てたからよ。ちょっと試し乗りしてやったんだよ」
「お前」
「過ぎた事は忘れようぜ」「すまん」
「まだあるんじゃないのか?」
「やな奴だな」
「ふっふふふ」
「ふっふふ」
「ふふふ」
「あっはっはっはっはっはっはは」
「はははははははは」
「結局仲がいいんだ。はっ」「歌?」
「何!」
「ゴーストか?」
「ふんっやっと会えたぜ」「おい起きろ!あっ」「ガルド俺のデート相手だお前は手を出すな」
「こっちのセリフだ」
「歌…まさか」
「えぃ…あっ」
イサム
ヤン
シャロン
ヤン
イサム
シャロン
ガルド
シャロン
イサム
ヤン
イサム
シャロン
イサム
シャロン
イサム
ミュン
シャロン
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ミュン
ガルド
ミュン
ガルド
イサム
ヤン
イサム
ガルド
イサム
ミュン
「うっ」
「くっぅ」「やっぱりシャロン?マクロスのメインコンピュータまで…」
「イサム」
「はっ」
「あっ」
「待っていたわ」
「んっ」
「会いたかったの」
「何言ってるんだこいつ」
「完全に暴走してるゴーストもシャロンが操ってるんですよ」
「何っ」
「待ってたのイサムあなただけを」
「ミュン!ミュンは」
「ただの抜け殻。歌うことも愛することも私に託した。ただの白い塊」
「なぁに!何をした!ミュンをどうしたぁ!」
「はあはあ、お願い!助けて!はあ…あっ」
「もう何も私たちを隔てるものは無いの」
「てめぇ」
「行け!」
「なっ」
「化け物は俺が始末するお前はミュンのところへ行け!」
「ガルド…」
「ああ…」
「どんな時でもミュンを守る!それが俺たちの誓いだろ!」「イサム!」
「う…ああ…キャーー…うぅ…あ、ああ…はあはあはあはあ…くっ」
「ミュンはお前を待ってるんだ行って必ず取り戻して来い」「どの道お前にゴーストは倒せん」
「何」
「その方が懸命かもしれません」
「お前まで何いっうぁ」
「もたもたするな」
「ったくどいつもこいつも」「後で泣きつくなよ!」
「はぁあ…ああ」
マージ 「…e Tu shutei A no en Tuby」
イサム
ヤン
ミュン
シャロン
ミュン
ヤン
イサム
シャロン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
ヤン
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ミュン

シャロン

ミュン
シャロン

ミュン
シャロン
 
「くっ…なっ…なんだ!?」
「マクロス…動いてる」
「うっうっうっはあっ…はあはあはあ…んっ」
「思い出したようね」
「はぁあ」
「このまま接近しては危険だ罠かも」
「うるせぇ!」「のぞむところだ」
「戦うこと傷つくこと私が受け取ったあなたの奥底の気持ち」「あなたが仕舞いこんだ感情の全てを」
「あっ…どうなってんだ」
「シャロンですシャロンがマクロスを乗っ取って」
「何っ!」
「シャロンを止めるにはマクロスの情報ネットの中枢を破壊しないと」
「どこだそりゃ」
「心臓部は…えっと…」
「でも、もう遅いわ」
「えっ」
「イサムは私のものよ」
「はぁあ」
「分かった急所はメインアンテナの後方直下13D」
「ああ」
「イサム…イサムなの?」
「ミュン」
「はぁイサム…逃げてー!」
「チッ」「えぉぁぁぁぁぁぁぁ」「出やがったな!」
「シャロンのネットにウィルスをぶち込んで混乱させる」
「出来るのか」
「愚問です」
「よっしゃー」
「やめるのよ!うぁ…ああ…うぁああああああ…はっあ…
はあはあはあはっ…どうして…どうしてこんなことに」
「あなたが望んだことよ。感動をこの世の人々一人一人に相応しい感動を与える。
愛する人の望む夢を叶えて最高の感動を与えてあげる。それが私の生きる生きる証しだと」
「どこがよ…何言ってんのよそんな馬鹿げた感動なんてどこにもないわ!はっ
「うふふふふふイサムが求めたのは遥かな空よ。命がけで大空に挑んだ時、
生と死の狭間に垣間見える感動」「私はイサムにその感動を感じてほしいだけ」
「はっ」
「あなたは怖かったの?イサムが自分より大空が好きだって認めることが」
「あなたは何もしないあなたには出来ない。何も出来ない」
ガルド

イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
イサム
ガルド
ミュン
イサム
ガルド
イサム
ガルド
「うっうっくっうおお」(仕方ないリミッターを解除して限界性能を引き出すしか)
「ようイサム…調子はどうだ?」
「ガルドか?へっ上々さ。うっミュンのやつも見つけたぜ」
「うっそうか」「お前に言ってなかったな」
「ん?」
「すまなかった」
「おい」
「こっちはもうすぐ片がつく…一杯やるのが楽しみだ」
「ああいいねぇ」
「7年ぶりの再会を祝して…乾杯さ」「じゃあ先に行ってるぜ」
「はっあっ」
「ガルド!おお」
「んっ」
「ガルド…」
「ふんっ」「ううううう」「あと一歩…来た!」「ううう」「あああああああ」
ヤン
シャロン
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム
ヤン
イサム

ミュン
イサム
シャロン
イサム
シャロン
ミュン
 
「待って!もうすぐシャロンにアクセスが…」「ああっ」「うわっ…」
「ふふふふふ」
「あああ…ぬあっ…えぇぇあっあああいいいい…は〜い」
「おっ…なっヤン」
「えへ〜幸せなんだ僕」
「てんめーヤンまで」
「ふっふぅ」
「ぬっくっ」
「うぁああ」
「ん…ぬぁ」「うるせーお前の変な歌なんか聞きたくねー…うっなっ…や、やめろ」
「俺の聞きたいのは…お前の歌なんかじゃ」
「はっ」
「うるせー!」「あっ」
「速く速く」「もっともっと」
「あっ」
「高く高く」「高く高く」「もっともっと」
「イサム…イサムはぁっ」「イサムー!」
VOICES
イサム
シャロン
イサム
「はっ…ぬぅくっ…うっ…でぇっ」
「はっ」
「って…くくっ…おっしゃぁ!!」「うっ…くっ…ミューーーン!」「ぬうううううう」
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
シャロン
ミュン
「んっ…」
「何故…」
「はぁあっ…あぁ」
「幸せを感じて欲しかったのに…」
「シャロン」
「私を…見て欲しかったのに…イサム…愛したのに…イサムは見えたのかしら…」
「間違えたのよ…あなたは方法を間違えたの」
「遥かな空…」
「取り返しのつかない間違いを…きっと私も」
「…なれたのかしら」
「はっ」「イサム」「ああっは」
イサム
ミュン
イサム
ミュン
イサム
「何だかおかしな夢でも見ていた気分だぜ」
「夢…」
「けど…起こされちまったんだお前の歌で」
「えっ」
「相変わらず下手ッピーだったぜ」「聞こえたんだ」


製作協力:某氏
Back
HOMEへ